ぶきっちょさん、こつこつ頑張れ!

昨日は、歯科医療専門学校の実習指導のお手伝いをしました。
1年生の100パーセント磨き。術者となってのブラッシングです。

1時間以上、歯ブラシを持って悪戦苦闘していました。
最後は、こちらが手とり足とりアドバイス。
100パーセント達成した時には、思わず拍手!!

上手にプラークが取れない理由は、毛先の当て方です。
たかが歯磨きだけど、各面(近心・遠心面・隅角)に直角に当てるのは難しいのです。
この、コツがわかれば、後は場数。大丈夫です。

次は、上顎7番の頬側。ここは口を開き過ぎないというのがコツ
ミラーを使う時、口角を引っ張らずに、頬粘膜をヘッドで押し広げるようにするのもコツ

また、患者さんの顔の角度、自分の座る位置によっても、磨けたり磨けなかったりします。

さらに、歯ブラシが悪いと磨けません。
最悪は、毛先の開いたもの。
新しくても、毛の質の悪いもの。そう、うどんと同じで、こしがないといけません!!

さて、1時間以上も歯磨きをしていると、自信を失った学生さんもいました。
「私って、不器用でDHに向いていないのかな?」「スケーリングもいかんのよ・・・」

大丈夫。何か一つ、コツを掴むと、他の自習のコツをつかむのが上手くなります。
自転車に乗るのと同じ。身を持って何度も何度も、やるのです
身につく
って、きっとこういうことだと思います。
サーカスの曲芸は向き不向きがあるけど、自転車はだれでも乗れるようになります。
歯磨きも、スケーリングも、自転車に乗れる人なら、
時間の差はあれ、必ずできるようになると私は自身を持っています。
そうなると、後は体が動いてくれます。(面白いよ!!)
きっと、これがプロになっていく道なのでしょうね。頑張れ!

ブラッシング指導をする立場になると、
不器用で苦労した学生は患者さんの気持ちがよくわかる、やさしいDHになる可能性が大!!

今日は、ほぼマンツーマンでの指導でしたから、細かいところまで指導出来たナーと
勝手に思っています。

十和田市街

十和田市街

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