加藤正さんの仕事

かかりつけ技工士さんであった加藤正さんが、昨年亡くなった。

私が学校をやめた頃、仕事があまりなく暇だった。
そんなときに加藤さんの技巧所を訪ねて、いろいろな話をした。
話しはとても興味深く単なる歯科医療だけでなく、人間にとって健康とは何か、
自然と人間の生活(文化)との関係を、手変え品変え教えてくれていたのだと思う。

ちょうど、同じヨガ教室に通っていたこともあり、私の身体の不調とかみ合わせの関係を見抜き、インレーを作って頂くことになった。
足が痛くで、車のクラッチが踏み込めなくなっていたのが、インレーを入れ替えると
嘘のように治った。信じがたい経験だったのです。

その後、仲間の歯科衛生士さんたちは、噛み合わせが原因かもしれないと考えられる不調があると加藤さんに相談し、加藤さんが技工物を作ってくれる歯科医院で治療を受けていたのです。

我が家の母が歯を抜歯し、ブリッジがいやで、1本義歯を使っていました。
調子が悪く、前後の歯を削ってブリッジにしょうと考えていたとき、

「そうだ、加藤さんだ!!」

歯科医院に連絡をとって、加藤さんを指名し作って頂きました。

「入れた瞬間、良いと分かった。食事をしても入れていることを忘れる」
と言うことでした。

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上の二つは、母が調子が悪いと、いつも不機嫌だった入れ歯

真中は、ブリッジの模型(前後の歯を削り手くないという理由で拒否)

下の二つは、加藤さんが作って下さった入れ歯

 

こんな自分にぴったり合った入れ歯を作って下さる技工士さん、
どなたかご存じありませんか?

この入れ歯を作るための印象採得をしてくれるのが、
ベテラン歯科衛生士のなみきさん。

私が「加藤さんが、貴女のことを一人前になった。よう辛抱してついてきた」と
褒めていたよーと言うと、

「どれだけ叱られたことか!!私にはそんなこと言うてくれたことないわ・・・・」と
ベテラン衛生士さんは言っておりました。
しかし、指導にしっかり応えてきたことを、ちゃーんと認めていてくれていたんですね。

仲間の歯科衛生士が集まったら、「これから歯、どうする?」「困ったなー!」
「加藤さん、私たちの歯はどうなるのでしょう??!!」

 

 

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