歯科医院における食生活指導・内田歯科医院(埼玉県西春日部市)に学べ!

3年の歯科保健指導論の最初の授業は、食生活指導です。
「栄養指導」ではなく、「食べるという人間の営み」を健康的なものにする支援です。
キーワードは、伝統食(身土不二、地産地消、一物全体、土産土法)であり
私たち日本人にとっては、ごはん、味噌汁、お茶(日常茶飯)でしょう。
このような食事を、それぞれの人の生活に即して、実践できる実際的な提案をすることです。

例えば、しっかり食事をとっていない子どもに、お菓子を食べるな、清涼飲料水を飲むなと言っても無理な相談です。食事で足りないものを、身体が欲するからです。

そのためには、まず自分自身が実践しなければなりません。
例えばコンビニでどんなお弁当を買うか・・・

コンビニ弁当

愛媛医療専門大学校の学生さんが食べていたお弁当

フライの部分がご飯<そんな弁当売っていないけど>ならもっといいのですが、
かなりいい買い方ですね。私は愛媛の学校では食生活指導の授業をしていません。学生さんが、何も考えなくてこれを買ったのであれば、素晴らしい身体感覚と言うことができます。もし、ファーストフードを欲する身体なら、これを選ばないはずですね。
この弁当に何か1品添えるとしたら、きっとお味噌汁ですね。コーンポタージュはこない。何か飲むなら、お茶でしょう。コーラにはならない。

患者さん指導のため、また、自分自身の健康のために、実際に自分で、ご飯とおみそ汁を作ってみましょう。

埼玉県春日部市にある内田歯科医院では、スタッフの健康のために、歯科衛生士の食生活指導の実力アップのために、昼食をスタッフの皆さんが当番制で作っています。その様子が毎日ブログに掲載されています。
www.uchida-shika.com を開いて、右隅にある<内田歯科Blog歯科医院の昼食>をクリックして下さい。これを参考に、次回の授業までに自分で作った食事を、携帯の写真に撮ってきてください。

内田歯科医院の先生とスタッフは全員で、東京で行われる幕内先生の研修に出席しています。
いい歯科医院には、いい歯科衛生士がいるなと感じます。いい歯科衛生士がいると、いい歯科医院になるともいえます。なにより、患者さんにとって幸せですね。内田歯科医院で食事指導を受け、実践することができればメタボとは無縁の生活になるでしょうから。

ずいぶん前の四国新聞に、自治医科大学の学生で、医師の国家試験に合格した人は、毎日朝ご飯を食べていたという記事が載っていました。3年生の皆さん、国家試験対策は、今日の健康づくりからです。まずは、1日2回のご飯から!!!

<注>病院で管理栄養士さんに栄養指導を受けている患者さんに、歯科衛生士が食事の指導をしてはいけません。患者さんの、いのちに関わることがあります!指導する前に、どこかで栄養指導・食事指導を受けたことがあるかどうかを訪ねてから指導しましょう。

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