消費構造に組み込まれる虫歯予防?!

日本小児歯科学会 中四国地方大会に行ってきました。
H24年11月4日(日)サンポートホール高松

嬉しいのは、歯科衛生士会員は参加費が無料ということ・・・

『小児齲蝕の撲滅を目指して』と題された
大阪大学名誉教授 関西短期大学教授 大嶋 隆 先生の講演は、興味深かったです。
先生が大阪大学歯学部小児歯科に在籍さた40年間に研究し、応用した、う蝕病因とその予防法についての概略をお話しして頂きました。
私たちが保健指導している、科学的根拠の研究です。

その中で、ぽろっとお話しになったことが気になりました。

最近、虫歯予防のために、エネルギーがない甘味料が使われていることに対して、
<食べ物としておかしい!不自然だ!>
食べても太らない、甘くても虫歯にならない、
ラッキーなんて単純に考えてはいけないのですね。

直島かぼちゃ

自然的存在の人間が、科学の知識・技術とどう付き合うか、難しいね!

hocl 2012.9.30の記事は<人工甘味料、虫歯にさえならなければいいの?
間違いだらけのダイエット カロリーゼロでデブになった 米国テキサス大学の研究結果 
| 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社
]によると
人間はカロリーゼロの人工甘味料にも反応して脂肪を蓄える。

 

大嶋 隆 先生は、こんなこともおしゃいました。
最近、虫歯予防のために、キシリトールを寝る前に与えるよう指導している所がある。
キシリトールを毎日与えていると、そのうち、キシリトールを摂る菌ができる。
それは、医原病ということになる!
口をきれいにして寝る。これが本道だ!!

ーなるほどねー
病気の治療で抗生物質を飲むと、体の中の菌を殺してくれます。
しかし、これを多様することで、抗生物質に抵抗性を示し、
抗生物質が効かない菌が出現しています。このような菌を耐性菌といいます

キシリトール摂取において、そんなことは考えたことがなかったなぁー。

hocl 2011.11.30の記事は<Ciメディカル キシリトールチョコレート>

虫歯にならないからと言って、安心して子どもに与えると、甘いモノ好きになったり
他のチョコレートも安心して食べることになる・・・・
これって危なくない?!
ある意味、虫歯になるチョコレートより危険かも??

歯科衛生士の保健指導は、本当に難しいですね。
その人の、人間観・人生観が問われる仕事です。
怖いのは、自分ではいいことをしていると信じきっている点でしょう。
もう一つ、結果が出るのは、何十年か過ぎた頃になるという点です。
ある意味、薬害より危ない。教育の難しさと似ていますね。

母子手帳

昭和30年ごろの母子手帳

私が子どもの頃、<赤ちゃんコンクール>がありました。
体重の重い赤ちゃんが表彰されるのです。
人間は人間の母乳ではそんなに大きくならないが、
牛の母乳を飲ませると大きくなるらしい。
思わず、家畜じゃないでしょと言いたくなる!!

日々思うことこの記事のURL