昨年おこないました家森百合子先生の「乳児期の発達について」
今回の「幼児期の発達症児の特性を見据えた子育て支援」後の質問
この機会に是非ごらんください。
姿勢発達の会HPから申し込みできます。
https://shisei-hatatsu.amebaow
皆様の周りの方に希望の方がいらっしゃったらお伝えいただけまし
昨年おこないました家森百合子先生の「乳児期の発達について」
今回の「幼児期の発達症児の特性を見据えた子育て支援」後の質問
この機会に是非ごらんください。
姿勢発達の会HPから申し込みできます。
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皆様の周りの方に希望の方がいらっしゃったらお伝えいただけまし
日本小児歯科学会 市民公開講座
「子どもの口の機能発達と発達支援」
口腔機能発達不全症とは?
神奈川歯科大学 口腔統合医療学講座
小児歯科学分野 木本茂成茂成教授
WEB開催 2021年1月18日~2月17日
どなたでも視聴できます。
保護者の方、栄養士さん、保育所、幼稚園、教育関係の皆さんに
観ていただきたいので、ご紹介しました。
http://www.jspd.or.jp/
s
【どもの発達を知り、子どもが自ら成長するのを応援する
私たちはそんな子育てを広め、応援したいと考えています。】
という、姿勢発達の会のオンライン講座を受講しています。
健常児の歯科保健活動において、今後必須の研修内容だと思います。
特に離乳食、口呼吸似ついて学びたい方はご参加ください。
<姿勢発達の会 事務局>
〒 770-0053 徳島県徳島市南島田町4丁目54-1
医療法人山田清明会 山田こどもクリニック内
お問い合わせは ✉️shisei.hatatsu@gmail.com
家森クリニックのホームページで紹介されていた、
先生の語録を引用させていただきます。
https://www.yamori-clinic.com/greeting.html
孫の晴ちゃんは、4カ月で寝返りをしました。
(悠くんは5ヶ月で定頸)
左右差があるので、右にしか返りません。
村口先生から指導を頂いた方法がとてもよかったので紹介します。
回れない側である、左の手を軽く押さえて、
おもちゃで誘導しつつ、身体を横にまで(側臥位)向ける。
視線の先に、おもちゃを持っていく。
右手を出すのを待つ。
おもちゃを目指して、寝返る。
最初、抜けなたった左腕も回数を重ねるごとに、上手に前に出しています。
「このように補助をして2週間くらいで、脳の回路ができますよ。」とのこと。
こうして身体の使い方を覚えるんですね。
身体の左右に差なく動くことで、舌の動きの左右も防げます。
娘が第二子、晴ちゃんを連れてかかりつけ助産院に行くというので、
一緒に見学させていただきました。
悠くんも看て下さっているので、4年越しのお付き合い。
信頼から生まれる安心感を、娘の「倉敷のグランマんちに行くよー!」の
嬉し気な言葉から感じます。
まずは、股関節など全身の様子を、体操とマッサージでチェック。
続いてテルミーの施術
おっぱいの指導です。
上唇がうまく使えていません。
晴ちゃんのおっぱいを飲む運動に連動した手の動きと、
視線は褒められました。
村口先生が晴ちゃんは、頭の百会のところ優しくマッサージすると、
いい感じになるねと教えてくれ、
飲んでいるとき、足の指をぎゅっとするねと言われました。
出ました、晴ちゃんの大嫌いな上唇のマッサージ。
それ以外の、口のマッサージ、全身のマッサージはご機嫌ですが。
舌のマッサージは嫌ではないので、舌は左右に返ります。
しっかり上の唇をマッサージストレッチすることと、
耳の付け根のマッサージ指導。
それから、
足の把握反射が強く、おっぱいを飲んでいるときに力が入っているので、
こちらのマッサージも 気づいたときに習慣にすることと教わりました。
指で舌の動きを感じ、乳頭との関係を見て、
お母さんのおっぱいもマッサージしてくれました。
続いて、ママの抱き方、寝かしつけかたも指導。
身体遣いの下手な娘は、一生懸命頑張っておりました。
村口先生は、悠くんの時に比べたら、上達してますよと褒めてくれました。
少し上唇は伸びましたが、こめかみ(側頭筋)がも少し動くといいねとのこと。
口のマッサージ、耳のマッサージ、頭皮、足の把握反射をとることが今後の課題です。
帰りの車の中では、口が蟹さんでした。
高齢者の食支援では、全身を見るのは慣れているのですが、
赤ちゃんのおっぱいの指導も、頭の先から足の先まで、
観察しなければならないのですね。
そして、ママの姿勢、ママのおっぱいまで、
また、生活リズム、食生活、価値観までも!!
歯科衛生士として私には、そこまでの力がない、ということが分かったのが収穫。
ではどうするか、
勉強はもちろんですが、指導してくれる助産師さんとの連携ができることが
専門職としての力でしょうか・・・
村口先生は岡山県倉敷市、香川県ではどこに行けばいいのでしょうか?
ご存知の方教えてください。
私は指を入れて「吸ってる吸ってる」と言うのと、「力が強い弱い」しかわかりません。
最近は「蠕動運動で絡めてくる」って感じも少しわかります。
村口先生、指で感じる赤ちゃんの舌の微細な運動の読み取りを教えてくださーい!
お願いします。
赤ちゃん歯科では、胎児姿勢抱っこが推奨されています。
下の写真は
益子正範著『0歳からの口腔機能と歯列の育て方』クインテッセンス出版 2020年
P29 の、胎児姿勢抱っこです。
我が家の孫を見ていると、油断するとすぐ口が開いていました。
特に抱っこしたまま大人が携帯電話を触っているときなどは注意です。
さらに、悠くんは体が硬く、反りやすいということもあります。
本の赤ちゃんのように、顔がふんわりしていません。
緊張が強く、顔の筋肉も動きにくいので、表情が出ません。
特に首が硬く、眼球が動かないので目が合いません。
抱っこして目を合わせ声をかけることが、普通以上に大切です。
うなじを肘にのせ、膝の裏を前腕に乗せる。
脊柱は後湾、四肢は屈曲、曲げずねじらず(左右対称)。
反りやすい子は、肩を入れるようにだ抱くといいようです。
この姿勢を保てるように寝かせればよく寝てくれます。
しかし、まっすぐな布団に寝かせると、枕があってもすぐにぐずりますので、
誰かが抱っこしなければなりませんでした。
ゆうクッションはこの姿勢が保てます。
ゆうクッションは救世主でした。
友人のお孫さんも下ろすと泣くということで、1年間家族が交代で抱きっぱなしだったとか。
お母さん一人で抱っこし続けると、
肩凝りとストレスでおっぱいが出なくなることもあります。
困っているお母さん、お近くの方であればお貸ししますので、一度お試ししませんか!!
また、この機能をバスタオルを使て工夫する方法が紹介されている本(P71)があります。
吉田敦子+杉上貴子著『おなかにいるときからはじめる べびいケア』合同出版
石田房江先生の講演で紹介されていました。
約100ページ 1400円で、ママにとってもお手頃。しかし内容はしっかり!!
娘も出産前から読んでおりました。
『おなかにいるときからはじめる 口腔機能と歯列の育て方』ってことで
歯科医院の待合室に是非!!
ちなみに、悠くんの妹、晴ちゃんは良く寝てくれますし、とても抱きやすい赤ちゃんです。
本当に一人一人違うのですね。
生まれてしばらく我が家で過ごすことになった、孫の悠くん。
娘がおっぱいを飲ますところを見ていると、
肩は上がり腕もぎこちなく、しっくりこない感じが伝わってきます。
吸啜もまだ上手でないため、娘は泣きそうでした。
座り方は、授乳クッションを使って工夫をして、私と二人がかりの授乳。
もし、親子二人で生活するなら・・・大変です。
生後2週間目、町村純子先生に来ていただくことができ、身体調和支援を受けました。
身体の左右差、口、舌の硬さ、首の緊張、股関節の硬さ、把握反射の弱さなど
私にはわからない課題満載でした。
身体調和支援を一緒に学んでいる皆さんも一緒し見学。
1時間ほど体操とマッサージをして頂き、身体は変わりました。
まん丸になった!!これがまん丸ということか!!
特に首が柔らかになりました。
町村先生曰く
「皆さんまん丸まんまると言いますが、同時に反れることも大切です」
一同思わず「イナバウアー」と言ってました。
身体が整い、左右対称になった悠くんは、すやすや。
悠くんを手渡された娘は「ウワ、かやらか!!」
全く抱き心地が変わったようで、授乳クッションなしで上手に、楽に授乳しておりました。
「吸い方がすごい、すごい、上手」
しっかりおっぱいを飲むことが大事ですなどと、分かったような指導をしてきましたが、
簡単にいかない親子もいるんだと、これまでの無責任発言を反省しました。
口を動かそうと思ったら、全身が関係しているんですね。
一生勉強です。
これからは少しマシな指導ができるかもしれません。
最近の多くのお母さんが、
授乳クッションなしにおっぱいを飲ますことができないと言われるのは、
お母さんの身体の硬さとともに、赤ちゃんの首などの硬さも関係しているようです。
そのような赤ちゃんは、おっぱいが飲みにくい口になっているかもしれません。
また、抱いていないと寝ないなど、親御さんも苦労しているようです。
私が新生児を抱くのは30年ぶり。
これが、硬いか、緊張があるのか、正常かなど全くわかりません。
まして、第一子を抱くお母さんにとっては、謎と不安だらけ。
新生児訪問は、最優先課題じゃないでしょうか?
歯科衛生士が身体調和支援をできないとしても、
問題が口だけではないということを読み取り、
助産師さんや保健師さんに繋いであげることが、
専門職としての使命ではないでしょうか。
二人の孫の口の開き方は、写真で比べると全く違います。
悠くん生後2か月のあくびの口
生まれた日から毎日、何度も口腔ストレッチをして、このお口。
晴ちゃん生後3日のあくびの口
晴ちゃんの時はコロナであり、私は産院で全く口腔ストレッチをしていませんでした。
写真がうまく入らず比べにくいですが、開きの違いはよくわかります。
悠くんの授乳の様子
口が開かないので、おっぱいの乳輪が取り込めていません。
口先でちゅるちゅる吸っている感じです。
授乳姿勢を調整しても、浅飲みでした。
吸啜反射自体も弱かった。
指を入れても、舌が絡まってこない。
しかし、町村純子先生の身体調和を受けた直後は、舌を上手にからませてきました。
おっぱいトラブルで、ママもつらい時期が続きました。
悠くんに比べおっぱいをしっかり取り込めています。
といっても、上唇は固い。(上唇小帯がきつそうです)
これは、ベビーブルーメ 株式会社 オンフィリア(神戸)の授乳指導人形です。
子の口で、おっぱいを咥えて深飲みすることにより、口の発達は促され、
ママの乳首の痛みもほとんどないし、乳腺炎にもなりにくいのです。
しっかり吸啜できていなくても、悠くんは母乳だけで育ちました。
それは、ママのおっぱいがよく出たからです。
この場合、一般的には口腔機能の弱さは見つけられにくいのです。
新生児訪問でも、身長と体重を図って、ママの精神状態が暗影していたので
悠くんは問題なしのお墨付きを頂きました。
限りなくグレーでしたが・・・<苦笑>
娘が第一子妊娠中、赤ちゃんの胎動が少なかったようです。
後半、頭の位置は、左胸のあたりから最後まで動かなかった。
助産院で指導を受けた体操を続けながら、テルミーなどを受けたりしたのですが、
逆子のまま帝王切開で出産しました。
きっと赤ちゃんは、おなかの中でしっかり運動しにくかったのではないかと推察されます。
リザ・エリオット著 小西行郎監修 福岡洋一訳
『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』2017、楽工社
【運動障害や神経障害のある赤ちゃんは誕生に適した胎位をうまくとれないため、
特に逆子になりやすい。】P154
その孫の3歳の誕生日に第二子が誕生しました。
なんと、娘も同じ誕生日。つまり3人誕生日が一緒。
4カ月が過ぎて、二人の孫を比べて改めて一人目の大変さが分かるとともに、
多くのことを孫たちから教えてもらっていますので書き留めておこうと思います。
第一子男の子、悠くんは吸啜が弱い。
第二子女の子、晴ちゃんは良く飲める。
ママの体の状態、飲ませ方の学習の違いを考えてもその差は歴然でした。
金子芳洋編『食べる機能の障害』医歯薬出版1987、P13
Humphery,1964 の【哺乳に関係した反射の発達】の意味は大きいと感じます。
上記の写真は、テレビ画面ですが
『発達 148』ミネルヴァ書房 2016、P16 ~⒚
特集:運動発達をめぐる最前線 ヒトはどのようにして動き始めるか
胎児の表情の発達 香川大学教授 秦利之先生の研究でも詳しく説明されています。
この特集はとても面白かったです。
新生児悠くんの口腔ケアをしている写真です。
しかし私の力及ばず、娘のかかりつけ助産師の村口裕美先生に
産院まで駆けつけていただくことになりました。
これからの歯科衛生士が、
産院で口腔ケアを当たり前に実施していくことになれば、素敵です。
長らくブログをお休みしていました。
娘が6月に二人目の子どもを出産するということで、
5月の連休から里帰りをしていました。
半年過ごして、台風のように去っていきました。
二人の孫を看て、多くの学びもありましたのでおいおい記しておこうと思います。
令和2年10月30日「高松市子ども園食事提供関係者研修」をしました。
約90名の参加者がゆったり席をとれる13階の大会議室は、
北と南が全面窓で大変見晴らしがよく、気持ちのいい会場でした。
これは、コロナのおかげでしょうか・・・
事前にたくさんの質問を受けており、それに答える内容にしました。
では、質問の内容をご紹介します。
園児が給食のぶどうを詰まらせて死亡した事件の
ニュースで、奥歯の発達に問題があるように言わ
れていました。
保育所で前歯で咀嚼をして、奥歯で噛まない子が
多く心配です。
本当に歯の発達に関係があるのでしょうか?
また、どのように声掛け、支援をしたらよいで
しょうか?
誤嚥ニュース後「教育・保育施設等における
事故発生時の対応のためのガイドライン」には
ミニトマトやうずらの卵は
「1/4カットにするのが望ましい」と書いてあったのですが、
3歳以上児クラスでも1/4カットにするのでしょうか?
咀嚼が上手にできない子や、吸い食べをして
しまう子には、飲み込みやすいように、
噛みにくいは、物小さく刻んだりとろみをつけて
あんかけにしたり、汁物を欠かさないように
献立をたてて調理していますが、
咀嚼の発達を促すために、
どのような工夫や対応をすれば効果があるでしょうか?
2歳になった子どもで、給食をほぼ咀嚼せずに
飲み込む癖があるため、よく噛んでねと伝えるが、
なかなか直りません。
声かけの仕方など何かアドバイスがあれば教えてください。
3歳頃になっても、母乳を飲む際の吸啜反応の
ようなしぐさが残っており、食事の時に十分噛まずに
吸うように口の中で咀嚼をしている子がいます。
このような場合、どのように支援をしたらよいですか?
乳児が嫌いなものでもよく噛んで食べるには、
どのようにしたらよいですか?
よく噛んで食べることは
口腔機能にとって良い影響を及ぼしますが、
子ども達の食べる意欲や食への関心を引き出す
ポイントを教えていただけますでしょうか?
マスクをしているので、口の動きや表情が子どもに伝えられず、
よく噛むことをどう教えたらいいか悩んでいます。
幼児食の食材の大きさ、咀嚼の支援に
なるような大きさの食べ物を知りたいです。
食事中、口を必要以上に大きく開けて食べる子や、
スプーンから口へ取り込む時に
上唇でしっかりと取り込めず、
2・3粒のお米しか口に入らない子がいます。
どちらの子に対してもスプーンを下唇に当て、
上唇で取り込むということがしっかり習得できるよう
意識しながら介助を行ってはいます。
他に何か意識しながら行っていった方がよいことがあれば
教えてください。
噛まずに飲み込む、前歯で噛み切るのが
苦手なのか、食パンなど全て口に押し込む、
硬いものが嫌いで年齢相応のかたさの食材を
嫌がることへの対応が知りたいです。
現在は小さく切る、柔らかいものを提供して
いますが、この対応では咀嚼力がつかない
のではないかと心配しています。
上記のほとんどは、栄養士さんからの質問です。
現場では食の問題で大変困っているのだということが伝わってきます。
歯科衛生士の皆さんに保育所や幼稚園から講演依頼がありましたら、
むし歯や単に噛みましょうということだけではなく、
離乳食を含め「口腔機能」「食べる」支援に目を向けて頂きたいな!!
研修において、乳幼児の食支援は、「月齢」ではなく、
「口腔機能」に「食形態」を合わせることが大切だということをお話しました。
実際に自分の口の動きを鏡で観察したり、食べさせ方の実習も交えた研修にしました。
離乳食が始まる前からの、「歯固め」のようなものでしっかり遊ぶことや、
特に前歯を使った「かじり取り」の大切さは、
ご家族や保育士さんにもお伝えしたいですね。
口だけではなく、町村純子先生から教えていただいた、
身体調和の体操マッサージの必要性も紹介しました。
ママの食べたアイスキャンディーの棒がお気に入り
鰹節をガシガシ、いえ、ダシダシ です。