『0歳からの口腔機能と歯列の育て方』必読!

アマゾンで予約していた本が届きました。

クインテッセンス出版 益子正範著  6,000円
『0歳からの口腔機能と歯列の育て方』
「赤ちゃん歯科」入門者のための基礎知識と実践ノウハウ

長年乳幼児相談を行っていました。
昔はむし歯だけを見ていました。
そのうち、赤ちゃんとお母さんの様子も変わってきたと感じるようになってきました。
同時に、歯列不正はもとより、口呼吸の子ども、滑舌の悪い子、離乳食が進みにくい子も増えてきた気がしていました。
いろいろ学んできましたが、こんな本に早く出会いたかったと思える1冊です!
自分の子育てからやりなおしたい(笑)

孫を見ていますが、授乳から結構苦労しました。
生まれた時から体が硬いと言われました。
ママ(娘)の体が硬かったこと、動きが悪いことも一因。
帝王切開だったことも一因。
舌小帯が短かったのも一因ですが、見抜けませんでした。
この本の発刊にあたっての文章で紹介されている、岡崎好秀先生に相談し、
岡山のかなお矯正・小児歯科クリニックで切っていただきました。
これについてはおいおい、書いていきたいと思っています。

20年前から歯科保健指導の授業でも、0歳からの支援として子守唄やわらべ歌の重要性を伝えていましたが、学生は「なぜ歯科衛生士がそんなこと・・・」と怪訝そうでした。
その時この本があったら、説得力があったのにと思います。

全ての歯科衛生士さんに読んでいただきたい。
コロナ渦でステイホーム、チャンスです。

 

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やさしいコラージュ

歯科衛生学校の歯科衛生士概論(現在は歯科衛生士総論)の授業で、
長年学生さんにコラージュを作ってもらっていました。

ファッションや化粧など、若々しく楽し気なコラージュが多い中、
今も忘れられない作品があります。

15年以上前になるかな??

「わがまま言うとがあんたの仕事ばい💛」

18歳でこのようなことが表現できる学生さんて、
どんな育ちをしてきたのだろうかと思いますね。

どうも、祖父母と一緒に育ったようです。
お母さんは、確か介護福祉士さんでした。

学校で知識や技術は教えることができますが、この感性を育てるのはなかなか難しい。
それができるなら、オンライン学習で歯科衛生士養成はかなりできることになる。
それができないというなら、なぜかを問わなくてはならないですね。

教員が<わがまま>と捉える問題でも、学生にとっては切実なこともあります。
私自身学生時代、超へ理屈をこねまわす学生で、先生とはそりが合わなかった経験があります。であるにかかわらず、教員時代は学生に厳しかった<爆笑>
国家試験を現役合格してほしいという願いからでした。
それもよく考えると、自分の評価を投影していたのかもしれません。

今なら、1年遅れて受かることで学ぶものは大きいと言えるのですが。
とにかく学生をよく観て、よく聴いていくことに尽きるのではないかと思います。

徹底的に関わってもらった経験は、将来歯科衛生士になった時、
患者さんの問題に対し、患者さんと一緒に超えていくような仕事をするような
力の糧になる気がします。そこに喜びを感じることができるひとは、この仕事を手放さないでしょうね。

 

歯科衛生士離れが食い止められえません。
問題解決は、歯科衛生士の教員、実習歯科医院の先生やスタッフの皆さんがともに、
学生を見守りつつ育てていくのが、一番近道かもしれません。
それによって、こちらの心の呪縛を解き放ってくれることもあるのです。
歯科業界に新しい風を吹かすのは、案外<わがまま>さんかもしれません。

 

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発達支援はカーリングのように

3月7日(土)、阿南市の友人宅での勉強会に参加させていただきました。

保健師、栄養士、歯科衛生士の参加で、町村先生の身体調和支援を学んでいる仲間です。
2月に行った倉敷における、平野由子先生のこどもの育ちの復習と、それぞれが学んでいることの紹介をしました。

ポイタ協会代表:家森百合子先生の「乳幼児のからだの発達講座」を受講された保健師さんからのお話も有意義でした。

家森先生は子どもたちの支援の考え方について「カーリングの様です。」とおしゃたそうです。カーリングという競技はストーンを直接触ることはせず、周りをごしごし整えて、目的に向かわせる。子どもの脳を直接触ることはできないが、環境を整えたり、関りあって成長発達を支援するという意味でしょう。人は誰しも、そのようにして成長していくということだろうと思います。
私で言えば、今回のような学びの場に自分自身を置くことで、自分自身が育つということだとと感じました。皆さんに、ごしごししていただけた!(笑)

思い出したのが、ナイチンゲールの看護の定義。

看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさなどを適切に整え、これらを生かして用いること、また食事内容を適切に選択し適切に与えること ー こういったすべてを、患者の生命力の消耗を最小にするように整えること、を意味するべきである。

この「すべて」の中には、関わり方、遊び方、衣服、おもちゃ、マッサージも含まれる。
「生命力の消耗を最小に」とは、「できる限り正常(自然)な発達を促す」と言えよう。
生命力を孕んだ人間が、カーリングのストーン。環境が、氷のレーン。
私たちが何かを用いて支援するのが、選手がデッキブラシをごしごししている姿と重なりますね。それは一人ではなく、多職種のチームですよね。
生命力を感じとるには、自分の生命力の感覚を磨くことも大事。

まさに「<場>所論」の構造です。
哲学の先生方が語ると難解な「<場>所論」を、私なりに解釈するとこんな感じ。

ここが一番難しいのですが、イエスなど宗教を開いた古代人は、この生命感覚がすぐれていたので、自分の<生命力の働き>とその<根拠>との関係として、宗教を説いたのではないかと、私は勝手に考えています。このような意味での宗教に関心のある方は、ナイチンゲールに立ち返ってケアについて考えてみませんか?

『ナイチンゲール 看護覚え書』現代社
『子どもの姿勢運動発達』 別冊発達 ミネルヴァ書房

 

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子どもの育ちの研修会

平野由子先生の研修会を倉敷で行います。

町村純子先生の身体調和支援の勉強をしている方限定です。

日時:2月23日(日) 10:00~15:00
場所 住吉町の家 分福(ぶんぶく)
   岡山県倉敷市中央2丁目13
   JR倉敷駅から徒歩10分
   086-422-0606
   大正15年に建てられた倉敷の町屋です。
(注)駐車場はありません
内容:午前は脳と発達・午後は生活と遊び
参加費は、4000円
昼食を持参ください。
今年は暖かく、ヨモギが伸びています。
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歯ブラシ圧って、何グラム?

歯ブラシ圧って、大事ですね。

歯ブラシや歯肉の状態にもよりますが、

介護現場では、100~150gが目安だとお話しすることが多いです。

秤でも試してもらいます。

 

さて、最近、ため込んだ資料を断捨離していましたら、こんなものが出てきました。
ビヨンド歯ブラシ。懐かしいです。

大きい歯ブラシを掌握状ににぎって、ごしごしというのが一般的でした。

私の学生時代など、エキストラハードの歯ブラシを使って
バリバリいわせながら、ローリング法で磨くのがかっこいいと思っていました。
かなり歯肉退縮した友人もいます。

 

 

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新年あけましておめでとうございます。

暖冬ですね。
高齢者の方が、おかげで関節の痛みが楽だと喜んでいました。

しかし、菜花農家の暖冬は過酷です。
2月3月の収穫が前倒しで、お正月も休みなく収穫です。
2倍量収穫しても、価格は大暴落!!

でも、ありがたいことです。
箱バンにいっぱいの菜花です。

やっと、パソコンに向かう余裕ができました。
11月にご案内した島の訪問に、時々歯科衛生士さんが見学に来て下さいます。
見学というより、一緒に話し込んだり楽しい時間を共有しております。
広島小学校跡の、二宮金次郎像は、海を背にい感じ。
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令和元年丸亀市離島の歯科相談

今年も、丸亀市の島めぐり、歯科保健活動始まりました。

日程をお知らせしますので、一緒に行きたい方ご連絡ください。

11月18日(本島)
12月 9日(本島)
12月11日(本島)
12月16日(手島)
12月17日(広島)
12月24日(牛島)
1月15日(広島)
1月16日(広島)
1月27日(本島)
1月29日(本島)
2月 3日(本島)
2月18日(広島)
2月20日(広島)
2月26日(広島)
3月10日(小手島)
3月12日(本島)
3月13日(手島)

手島:元々ノルウェーの船主、ラーセン邸からの海です。

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身体調和支援研修会inつるぎ町

町村純子先生の研修会のご案内です。

歯科衛生士にとっても今後、いえ、今まさに必要な研修です。

姿勢と呼吸が、口腔の形体・機能を決めると言っても過言ではありません。

生まれた直後からの成長発達過程で呼吸と姿勢の質がかわり、離乳食の進み方にも大きな影響を与えます。80%の子どもが口呼吸と言われる時代、その影響と対策の提案を、町村先生は訴え続けていらしゃいます。

10月24日(木)つるぎ町保健センター

一部 9:50~11:30  公開講座
「育ちやすいからだづくりのための赤ちゃん発達講座」

二部 13:10~16:10 支援者向け研修会
「乳幼児期のよりよい発達のために 専門職が今できること」

申込 つるぎ町保健センター0883-62-3313

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断捨離中です

年齢とともに、自分の物品管理ができなくなってきました。

寂しくもありますが、自然の成り行きでしょう。
逆らわずに、キャパオーバーしたものを処分しています。
また、私が持っているより、誰かの役に立つならそのほうが良いと思われるものを、
譲渡しています。

パネルなどは、善通寺第一高等学校へ差し上げました。

アトピー関係の本や雑誌、新聞の切り抜きや患者会の資料、必要な方ご連絡ください。
非膣の疾患についての多くの資料や文献を読んで、病との付き合い方を学ぶことにより、
歯周疾患の患者さんの保健指導の考え方の学びになりました。

数冊の本を読んだだけでは、妄信の道に迷い込むことになるということも、
よく理解できたと思います。病は、ビジネス業界のお宝ですから。

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外国人介護福祉士の時代

穴吹カレッジの介護福祉士学科の講義が始まりました。

今年は約50名なので、2クラスになっています。
ベトナム、インドネシア、フィリピンからの留学生と、6名の日本人です。

英語のわからない学生も多く、コミュニケーションに工夫がいります。

クラスの雰囲気は、明るく元気でエネルギーがみなぎっています。
そりゃそうでしょ、留学して異国の地で働こうという皆さんですから。

驚いたのは、若い学生さんたちの口腔内です。

歯肉炎が多いというのは想定内。

ちょっと驚いたのは、歯石が多いのと、歯牙欠損の放置の多さです。

まずは、学生さん自身が自分の口腔に関心を持つことから始めて頂きましょう。

歯垢の赤染をして、歯磨きをしました。

歯科衛生学科の学生さんが、個別指導して下さるとうれしいな!!

 

 

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