歯科保健指導・卵の実験

唾液の働きとフッ素の効果を、卵を使って実験する方法をご紹介。
詳しくは『そうか!なるほど!歯と口の教材・実験1』P30・31
     (財)ライオン歯科衛生研究所 編集 東山書房

保健指導本

面白い媒体や実験が満載

卵の実験本
卵の実験はp30 p31

エナメル質の主成分はリン酸カルシウム、卵の殻は炭酸カルシウムで、どちらも酸にとける。
歯牙がなくても、卵で要観察虫歯(CO)、酸蝕症の実験ができます。

卵の実験1

卵(白じゃない方が分かりやすい)の半分に
フッ素入り歯磨き剤を塗布して、1日置きます。

フッ素入り歯磨き剤は、歯科医院のフッ素濃度900ppm以上のものがお勧め。

可能であれば、歯科医院にお願いして、ゲル状のフッ素剤を塗ってもらいましょう。
フルオールゼリー(歯医者さんで塗ってもらうペースト フッ化ナトリウム 9000ppm)など。
実験の結果がクリアになります。

卵の実験2

ビーカーとお酢と卵でできる

卵の実験3
フッ素塗布した方は、泡の出が少ない。
この時、歯科医院用のフッ素は違いがよくわかる。
フッ素を使っても油断禁物ってこともわかる!

ここに、唾液を入れると泡の発生が減少する。

卵の実験4

左の白くなった方は、酸で脱灰したところ。
虫歯の成り始めと同じです。

ピントが悪くてすみません。

卵に蝋を塗って実験しても、同じ結果が得られます。
これは、咬合面の小窩裂溝填塞処置(シーラント)を理解する実験になります。

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