ひかり協会の相談員として在宅訪問

1955年(昭和30年)に起こった森永ミルク中毒事件は、森永ドライミルクにひ素等の有害物質が混入し、1万数千名の被害児をつくった、過去に類例のない痛ましい事件でした。
 子供を救い守るため親たちは、長く苦しい運動の結果、国(厚生労働省(事件当時は厚生省))、「守る会」、森永乳業の三者による話し合いがすすめられ、1973年(昭和48年)に「三者会談確認書」が、三者の間で成立しました。
 ひかり協会は、1974年(昭和49年)4月に、三者会談における合意を基盤に、全被害者の恒久的救済を図るため、設立されました。

我が家は風蘭が満開です。
風蘭(富貴蘭)は、花の甘い香りに誘われて飛んできた蛾が、花粉を運んで結実します。
この習性から、「恋の成就」という花言葉が付けられたとか。

さて、長らく、歯科衛生士として、ひかり協会の仕事で訪問口腔保健指導をしています。
先日も、四国支部・香川県担当のスタッフの方と被害者さんのお宅に訪問しました。
定期的に歯科検診を受けて下さっていますが、体調や精神状態により、
口腔内の状態は変わります。じっくり話を聞かないとそれはわからない。
また、部屋の感じ、たたずまいの変化からも感じ取れます。
ですから、ブラッシング指導も、それぞれの方に寄り添った支援ができます。
自然とそれぞれの洗面所環境とか、家庭の事情も考慮に入れたアドバイスになっていつのではないかと思います。昔の保健師さんは、皆さんそんな仕事をしていたんでしょうね。

ひかり協会の皆案は、同年代です。
どちらが先に倒れるかわかりませんが(苦笑)
この仕事だけは最後までやり続けたいと思っています。
同じ時代を生きたものとして、一緒に歩んでいきたいなーと思います。
年に1~2回って、互いの近況報告なども仕事を超えた楽しみがあります。

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