「ニーゼと光のアトリエ」

暑いと言いつつも、早朝には秋の気配を感じます。
我が家の近くの田んぼでは、早くも稲刈りが始まりました。

「ニーゼと光のアトリエ」を観ました。

患者さんに絵筆を持たせた精神科医の実話です。

1943年、リオデジャネイロ。かつて働いていた病院に戻った医師のニーゼは、ロボトミー手術やショック療法などの暴力的な治療を拒否し、作業療法の部署に回される。そこで彼女は同僚の提案で、患者が絵の具を使ってアートを楽しむアトリエをオープン。最初は落ち着かなかった患者たちだが、次第に多くの絵を描くように。ユングに影響を受けたニーゼは、それは無意識の現れではないかと考えるようになった。しかしそんなニーゼの対処療法を、快く思わない同僚もいた。

ブラジルであった実話の映画化。今では信じられない事だが、電気ショックやロボトミー手術で統合失調症の患者を“治療”する事は、1960年代までは世界的によく行われていた。患者のためにというより、周りにいる人たちが楽になるためだった事もある。また、当時はそれくらいしか治療方法がなかったのだ。そんな中、主人公ニーゼは芸術を通して、患者たちの心の内を知ろうとする。いや、患者たちが押し込めていたものを自分で解放する手助けをしただけかもしれない。しかし絵画を学んだ事がない患者たちが描いた絵は、乱雑だったものが目的のあるものに次第に変化していく。第28回東京国際映画祭グランプリ&最優秀女優賞受賞作品。

<映画の時間より>

この映画を見て、LOVEACE(ラヴィース) 副島慶子先生が浮かび上がりました。

国際機関IEATA認定表現アート・コンサルタント&エデュケーターです。

Blog http:// loveace.wordpress.com

この夏頂いたはがき、素敵です!!

慶子さんに会って話すと、癒され元気が回復するから不思議。
アートって、いのちの根源的活動なのでしょうね。
ナイチンゲールは、看護をアートと捉えていました。

精神科領域の映画は、好きです。
「カッコーの巣の上で」も、ずいぶん前の映画ですが、おすすめです。

 

 

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