やさしいコラージュ

歯科衛生学校の歯科衛生士概論(現在は歯科衛生士総論)の授業で、
長年学生さんにコラージュを作ってもらっていました。

ファッションや化粧など、若々しく楽し気なコラージュが多い中、
今も忘れられない作品があります。

15年以上前になるかな??

「わがまま言うとがあんたの仕事ばい💛」

18歳でこのようなことが表現できる学生さんて、
どんな育ちをしてきたのだろうかと思いますね。

どうも、祖父母と一緒に育ったようです。
お母さんは、確か介護福祉士さんでした。

学校で知識や技術は教えることができますが、この感性を育てるのはなかなか難しい。
それができるなら、オンライン学習で歯科衛生士養成はかなりできることになる。
それができないというなら、なぜかを問わなくてはならないですね。

教員が<わがまま>と捉える問題でも、学生にとっては切実なこともあります。
私自身学生時代、超へ理屈をこねまわす学生で、先生とはそりが合わなかった経験があります。であるにかかわらず、教員時代は学生に厳しかった<爆笑>
国家試験を現役合格してほしいという願いからでした。
それもよく考えると、自分の評価を投影していたのかもしれません。

今なら、1年遅れて受かることで学ぶものは大きいと言えるのですが。
とにかく学生をよく観て、よく聴いていくことに尽きるのではないかと思います。

徹底的に関わってもらった経験は、将来歯科衛生士になった時、
患者さんの問題に対し、患者さんと一緒に超えていくような仕事をするような
力の糧になる気がします。そこに喜びを感じることができるひとは、この仕事を手放さないでしょうね。

 

歯科衛生士離れが食い止められえません。
問題解決は、歯科衛生士の教員、実習歯科医院の先生やスタッフの皆さんがともに、
学生を見守りつつ育てていくのが、一番近道かもしれません。
それによって、こちらの心の呪縛を解き放ってくれることもあるのです。
歯科業界に新しい風を吹かすのは、案外<わがまま>さんかもしれません。

 

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