歯科衛生学科3年生の、臨地実習にお供しレクレーションの様子を見ました。
まず、学生から、自己紹介、流れの説明がありました。
続いて、準備体操として、手や肩、腕の体操、深呼吸。
この、大きな紙が貼られました。
参加した利用者さんは、それぞれの力に合わせて、塗り絵をしたり、紙で団子を握ったり
ちぎり絵でお月さんを作ったり( ^ω^)・・・
出来上がった各自の作品を、それぞれ自分で張っていくと、
素敵な大作に仕上がり、歓声が上がりました。
これを見ながら、昔話や思い出話に花が咲きました。
本物のススキを触って、「懐かしなー」の声も。
そして、歌を歌う準備体操として、健康体操。
最後は、<ふるさと>の歌詞が配られ、歌いました。
歌詞カードは、実習期間中の日々のレクレーションで作った
折り紙や、塗り絵が飾られておりました。
最後のレクレーションンは、実習の集大成だったとカンファレンスで話してくれました。
実習の最終日であり、学生さんと利用者さんが涙を流して別れを惜しんでいた姿から、
充実した施設実習が行われたのだと、こちらもジーンと熱いものがこみ上げてきました。
最後に、施設の実習担当の指導者から、
「素晴らしいレクレーションだった。」と
お褒めの言葉も頂いていました。
いつも声を出さない利用者さんが、楽しそうに大きな声で歌ったそうです。
また、満足そうな表情と笑顔で、会話が弾んだことが、
指導者の方も驚きであり、嬉しかったそうです。
この作品は、しばらくダイニングに展示されることになりました。
れを見ると、学生がいなくても、こきっとこの時間を思い出してくれるでしょう。
レクレーション実施の5つの過程が、しっかりできていました。
①「資料の収集と分析」
参加者のニーズや能力などをしっかり情報収集し、それが考慮された内容でした。
日々のかかわりの中で、コミュニケーションがしっかりとれていたのでしょう。
②「目標設定」
作品を作る喜びだけでなく、身体機能、特に歯科衛生士として口腔機能向上を
目指したものでした。
集団としての目標と、個人の目標が、それぞれ設定されていました。
③「立案」
実施のための具体的なプランニングが綿密でした。
必要な道具などの準備、タイムテーブル作成など、よいチームワークでした。
④「実施」
始まる前から、利用者さんと話しながら体調を確認したり、心の準備を促していました。
進行役の学生さんの表情や話し方もよく、学生の役割分担、段取りもよかったです。
全体への心配り、それぞれの方への声かけ、支援が優しかったです。
また、安全面にも配慮されていました。
⑤「評価」
満足度や反応について、参加者からのフィードバックも考慮しながら、
評価し、問題点を把握。次回へ向けて改善点などを検討する。
・本物のススキが予想以上に喜ばれた。
・作品を張るテープを、改善する。