摂食嚥下訓練を行っている患者のAさん(10)

Aさんの新しい義歯がやってきました。

Aさんの義歯

Aさんの義歯を調整する医院長先生

娘さんと私は、先生や衛生士さんの様子、そしてAさんをじっと見守っています。

Aさんに新しい義歯が入りました。

Aさんは、何度も鏡を覗き込んで、確認するように義歯を見つめていました。
先生が義歯の調性をする様子を、食い入るようにずっと見いていました。
<素晴らしい集中力!>

しかし、緊張のためか、なかなか水の嚥下ができない。

先生は、言葉の出ないAさんに違和感がないか心配そうです。
大丈夫です。
Aさんは、いやなときは健側の左手で、小さく机を叩きますから。
もしくは、右手の指先でイライラを表現してくれますから。

毎日お付き合いさせていただきましたから、わかります。

人形の手

人形の手です

<新日曜美術館>と言う番組で、人形作家さんが出演していました。
面白いことを話していたのを思い出しました。
人形を作るのは、まず、手からなんだそうです。
一番、感情が現れるところだからだそうです。
上の写真は、はその作家さんの人形の手です。

なるほど、Aさんもそうです。
患者さんも、案外無意識の手に、本音が現れるのかも・・・
私たちも、身体は嘘をつけない

 

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『摂食嚥下訓練を行っている患者のAさん(10)』 への55件のコメント

  1. カラダは嘘をつけない。本当にその通りだと、日々感じています。
    声を聴けると嬉しいですが、身体反応&表現も大切にしたいですね。
    言葉は嘘をついても、カラダはつけない。
    そこに寄り添い会話を育むことは、幸せなことだと思います★

  2. 和気由美

    手で思い出すことあります。歯科医院で治療を受けていた時、バキュームの補助に
    実習生がつきました。すると、その実習生のやさしさがひしひしと伝わってくるのです。次に行った時もやはりそうでした。「あなたは優しい人だね。あなたの優しさが伝わってくるよ」と伝えました。その実習生は、それから提出物もきちんと出すようになり、態度がすごく変わったと聞きました。忘れられない思い出です。