発達障害の原因と発症のメカニズム

摂食嚥下について勉強している歯科衛生士の三木絵梨香さんに紹介されて
『発達障害の原因と発症のメカニズム~脳神経科学から見た予防・治療・療育の可能性
を読みました。
黒田洋一・木村ー黒田純子著 河出書房新社
2014年初版 2,300円

脳神経科学の微細なシナプスから疫学まで、最新の脳をめぐる科学データーから、「発達障害」の原因を脳神経科学からみて著者は、化学物質や放射線だと述べています。
これまで教わった発達障害の常識とは異なる発症の分子メカニズムは、私には超難解でした。
しかし、専門家だけの問題ではなく、歯科衛生士にとっても避けて通れぬ内容だと思いますので、是非読んでみてください。

これを読んで真っ先に思い出したのが、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』。
50年ほど前に、農薬などの化学物質の危険性を「鳥たちが鳴かなくなった春」という出来事を通して訴えた本です。農薬による被害を規制するきっかけになったものです。
本棚に見当たらない・・・
有吉佐和子の『複合汚染』も同じ!!
もっと真摯に受け止めなければ、大変なことになると感じています。

同時進行で、『寄る辺なき時代の希望』田口ランディ―著を読んでおりました。
副題は、人は死ぬのになぜ生きるのか。(訪問口腔ケアに関わる方に読んでほしい)
4章は水俣について書かれていましたが、水俣病も本質は同じ。

健康や、何を食べるかは、経済の問題、思想の問題だなー

自然食品店で購入して読んだ『赤ちゃんが危ない 母体と胎児の<汚染>を追う』。
1992年に出版されています。

P158~は、「HLD(hyperkinesis learning disabilities syndrome )症候群」の
治療実験が紹介されています。イギリスの小児病院で行われた、ハイパーアクティブの子どもたちを対象にした食事療法に結果、合成着色料と保存料が強く関係しているという結果が出た。

HLDは、ADHD (Attention Deficit Hyperactivity Disorder=注意欠如多動性障害)の
多動性。

 

下記は、2007年9月9日、東洋医学雑談

《 HLD症候群の症状 》

落ち着かずいつでも体を動かしている。衝動的に行動し気が短い家庭や、学校で、暴れもので、授業の進行を妨害し、友達ができない。集中できない。知能指数は悪くないのに、成績は低い。眠れない、夜目を覚ます。歩くとつまずいたり物にぶつかることが多い。手先が不器用。このような症状の子どもは、日本では問題児として扱われるだけですが、欧米ではハイパーアクティビティとかHLD症候群と呼ばれ、一種の病気だと考えられています。この治療には、従来は、中枢神経興奮剤などの薬での治療が行われていましたが、一時的には、改善されたが、またすぐに元に戻ってしまい、根本的な治療法がありませんでした。

1973年に、「子どもが、手をつけられないほど暴れたり、勉強についていけなかったりするのは、合成添加物に原因がある」とサンフランシスコの免疫学者ファインゴールド博士が発表しました。ファインゴールド博士は、合成着色料、香料、保存料の入った食品を食べない食事プログラムを組んでHLD症候群の治療を行ったところ、50%の子どもが劇的な改善が見られたと報告しています。最近では、日本でも、いじめや、青少年の狂暴な犯罪が大きな社会問題となっています。これらの問題の根本的な原因として、食事内容や食品添加物、農薬汚染などが挙げられます。

 

 

下記は、2007年9月6日(木)16:22   (時事通信)

【パリ6日AFP=時事】英サウサンプトン大学の研究で、食品に使用されている合成着色料や防腐・保存剤が、子供が集中力をなくし、すぐにかっとなって過激な行動に走るHLD症候群の症状を助長することが確認された。6日発売の英医学誌ランセットに研究結果が発表された。

合成着色料や防腐剤の摂取とHLD症候群との関係は30年以上も前に初めて言及されたが、それを実証する広範な調査・研究を欠いていた。

同大学の研究者は3歳の子供153人と8-9歳の子供144人をグループ分けして実験を行った。まず、添加物を含まないフルーツジュースを与えるグループと添加物入りの飲み物を与える2つのグループに分け、添加物入りを与えるグループを合成着色料の量によってミックスAと、Aの2倍の量の合成着色料を与えるミックスBのさらに2つのグループに分けた。A、Bとも、保存剤の量は同じとした。

6週間にわたって実験を続け、この間、対象となった子供を観察した結果、添加物を摂取したグループは全体的にみて約10%多くHLD症候群の定義に近い行動を取るようになったという。

研究の中心となった同大学の心理学のスティーブンソン教授は、この研究によって合成着色料や保存剤が子供の健康に悪い影響を与えることが明確に証明されたとしている。

同教授は、HLD症候群の原因はいろいろあって、親は子供の口に食品添加物が入らなくすることだけで同症候群を予防できると考えるべきではないが、それによって少なくとも1つの原因を取り除くことができると指摘している。〔AFP=時事〕

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