育児中メール・ネイル・ヒールは禁止

歯科保健指導の講義で、乳幼児期について必ず話題にするのが
メール・ネイル・ヒールは御法度!ってこと。

そういうと、先生「ごはっと」って何?
食いついてくるのは、そこかよーって心の中でぼやきながら。

長い爪では仕上げ磨きはもちろん、子どもが抱かれたときの安心感が違う。

不安定なヒールで歩くと、その不安定さが赤ちゃんに伝わるし、
何より危険。親の健康にとってもよくない。

アタッチメント形成など、コミュニケーションの問題には、
母親の日常的な携帯使用が関係すると思っているのでその事を伝えています。

幸い、私の子育ての時期は、バブルな人しか携帯電話を持っていなかった。
平野ノラさんが「しもしも・・・」って言ってる、でかいやつですわー
我が家は、子どもが5歳になるまでテレビなし
小学校ではファミコンなし
パソコンにネット環境なし
大学になるまで携帯電話なし

この話をすると、「最低ーな家っ」て言われますが、危険を知って使わないと
そのことのほうが、ずっと危険だと思っています。

先日、助産師の村口さんのFacebookを見ていたら、携帯依存に関する記事をシェアしていましたので、その一部を抜粋します。

故スティーブ・ジョブズはiPadが発売されたとき「うちの子どもたちは、まだ使ったことがないんだよ。家では、子どもたちがテクノロジーを使う時間を制限しているからね」と言ったそうです。また、テクノロジー会社の最高経営責任者やベンチャー投資家たちの多くが、子どもたちがスクリーンに向かう時間を厳しく制限し、学校がある平日はすべてのデバイスの使用を禁じていた。週末にだけ、わずかの時間を与えるという事です。

『ワイヤード』誌の元編集長で、現在、無線操縦飛行機メーカー「3Dロボティックス」の最高経営責任者であるクリス・アンダーソンは、自宅にあるすべてのデバイスに対し制限時間を設け、親が管理するようにしている。彼は6歳から17歳までの5人の子どもたちについてこう語った。
「子どもたちは、私と妻のことを、ファシストで、テクノロジーについて過剰な心配をしていると非難する。そして、同じような規則がある友だちなんて、ひとりもいないと言う。でもこうするのは、私たちがテクノロジーの危険をこの目で見てきたし、私自身が経験しているからです。子どもたちには、そういうことが起こってほしくはないですからね」

<2014年10月9日現代ビジネスマより>

TI関連の偉い方々は、誰よりもその環境が子どもにとって、良くないことを知っているのです。きっと。特に10歳以下の子供は、依存症になりやすいそうです。
子どもの時は、母親に依存してもらわないと!!
その依存できる存在を心の基地にして、外の世界に出ていくのです。

ただし、完全な禁止状態が続くと、反動も恐ろしいようです。

人間の脳は、いい意味でも悪い意味でも依存症になる。
それは、人類が発生してきたときに身に着けた、生き延びる戦略だったのかもしれない。
しかし、その時代の想定をはるかに超えて、社会は変わったのです。
脳の癖を知らないと、危険はいっぱいですよと、私は思うのですがねー

バランス感覚って大事ですね。
八木誠一先生は、「統合感覚」っておっしゃいますけどね。
統合概念を理解するのも大変なようです。
なんせ、統合学学会へいらして講演されたとき、
「統合と総合と統一の関係が通じない人が結構いるんだなー、まいっちゃうよ」って
お話になっていることがありました。そういえば・・・

 

 

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