訪問口腔ケア患者Mさん(3)

Mさんの足浴成功!

タオルで足を拭き、マッサージクリームで、リンパマッサージをしました。
Mさんの足は、とっても活き活きしてきました。

「気持ちいいでしょ」
「別に」
「でも、足は気持ちいいって言っていますよ。」

これを書きながら、
「でも、足は気持ちいいって言っていますよ。」かー
我ながら、いい会話が出来たなー満足満足と思っていたのですが

これ、どこかで聞いた話だなー?
思い出せない イライラ どこで聞いたのだ  イライラ

やっと思い出しました。

『看護の心を科学する』これだー!

『看護の心を科学する』これだー!


『看護の心を科学する  解説・科学的看護論』薄井坦子・三瓶真貴子著
 日本看護協会出版会  1,942円
論文を書くときに、何度も読んでも難しいなーと思っていた本ですが、
紹介される事例はとても面白かったのです。

この9話に、精神分裂症の患者さんが紹介されていました。
患者さんは、足底穿孔症になっており、踵にガーゼを当てなければならない。
しかし、四肢の知覚麻痺があり痛みを感じないので、処置の必要性が理解できず拒否するという事例でした。

「痛くない」という患者さんにこ対して、ナースの三瓶さん
「そう、痛くないの・・・ほんとうに痛くないの・・・。
でも、○○さんは痛くなくても、足が泣いてるよ、イタイ、イタイって・・」
ここから、患者さんは素直にガーゼを当てさせてくれたのです。
本では、この場面の構造を矛盾と言う視点で解説しています。

三瓶さんの「○○さんは痛くなくても、足が泣いてるよ」という 
この言葉が私の頭の片隅に残っていたのでしょう。
ですから、よく似た言い回しでMさんに
「でも、足は気持ちいいって言っていますよ。」と言えたのだと気づきました。

私にしては、できすぎていると思った。<苦笑>

そう、こんな言い方を自分で思いつかない人は、
いろいろな本を読んでおくと、思わぬときに助けてくれます。

本人は気付いてないかもしれませんが。

 

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