連休後半は、新しく出た(5月2日に頂きました)、今年度の教科書を読んで終わりました。
これまで、歯科衛生士の主要3科目は、別々の教科書に別れたいたのですが、
「歯科衛生過程」という考え方に即して、1冊に整理されています。
これまで歯科衛生士業務は、どちらかと言えば知識と技術の伝達が中心でした。
しかし、現在の社会が要請するDHは、それぞれの人の多様なニーズに対して、科学的な根拠をもって応えられる、「考える歯科衛生士」です。
そのような専門職としてのDH教育が打ち出されていると感じました。
「歯科衛生過程」という概念は、臨床や現場で実際に働いている多くの歯科衛生士の、思考を言葉で言い表したものです。DHが患者さんや地域の住民の皆さんに実際に何かをする時、なぜ・いま・そうしたのか又そう言うのかと問われた時の答えだと思います。長年経験を積んだDHは、自然にそれができるのですが、そこに至る思考過程を述べることは大変です。しかし、それをしなければ、新しく歯科衛生士になろうと思っている学生には、それを教えることができないのです。
「歯科衛生過程」とは、対象者の歯や口腔の健康を維持増進するための、
歯科衛生業務遂行の根幹となる考え方であり、理論に裏づけられた科学的な実践課程です。
得られた情報の整理や分析を行う<歯科衛生アセスメント>から、
適切な<歯科衛生診断>を行い問題点を明らかにし、
その問題解決のために立案された<歯科衛生計画>に則し、
臨床技術や行動変容に関する理論に基づいた<歯科衛生介入>を行い、
目標達成度を<歯科衛生評価>するものです。
歯科衛生士はどんどん進化しています。嬉しいですね。



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