珈琲ブレイク(1)

弟子:今、学生さんが地域歯科保健指導の現場実習として、
   保育園に行くための授業をしています。

師匠:それは面白そうですね。

弟子:紙芝居を作ったり、楽しいんですが
   なにぶん入学して間もない1年生ですから、なかなか大変です。
   本番までに3週間しかないのですが、私の段取りも悪いので、
   そこそこのものしかできないかもしれません。

師匠:そうー。

弟子:私が手をかけて、もっといいものにするのは簡単なのですが、
   それでは意味がないし
   失敗しても困るし・・・悩みます。

師匠:失敗しないに越したことなないですが、実は失敗から学ぶことの方が多いですよ。

弟子:それは分かっていますが。

師匠:ところで、失敗して困るのは誰?
   君の教師としての評価が落ちると困るって、考えているのではないのかな?

弟子:えっ?!・・・・・<そうだったのかもしれない・・・・・>

師匠:先生は、失敗した時にきちんと相手(保育園)に頭を下げたらいいんだよ。

弟子:失敗したら、そりゃーあやまりますよ。

ル・ジャルダン・ドゥ・カフワ

ル・ジャルダン・ドゥ・カフワ の 珈琲

師匠:「長」とつく人の大切な仕事は、挨拶と頭を下げること。

弟子:はぁー

師匠:昔、キセル乗車をした学生が捕まったことがあるんだよ。宇和島のほうだったかなー。

弟子:学生のことならやっぱり先生にも責任が・・・・

師匠:列車に乗って、宇和島まで学生連れて誤りに行きましたよ。

弟子:そこまでやりますか。

師匠:帰りの列車の中でね、学生が「先生、すみませんでした。」といいましたよ。
   自分のために黙って頭を下げる姿を見ることで、学生は何かを感じるんだね。
   これが教師の仕事だよ。きっと。
   謝恩会のときには、それが笑い話となりましたね。

弟子:学生が保育園で失敗したら、
   ちゃんとやらないからこんな結果になったと、学生を怒るかも・・・
   師匠のような度量が私にはないなー

師匠:適当にやればいいんです。

弟子:適当でいいんですか。

師匠:誤解しちゃーいけませんよ。適当とは、適切かつ妥当です。

弟子:なるほど、いいかげんではなく、良い加減ですね。

師匠:そう。

弟子:そう言えばわたくし、息子のおかげでずいぶん頭を下げさせて頂きました。
   あれって、子どもに育てられていたんですかね・・・

師匠:少しわかってきましたね・・・

弟子:あー、忙しくて、こんなことを考えられないという、教育現場・・・
   頭下げると非を認めたことになるので、それを許さない現場もある・・・・

 

 

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