熱のはな&けんびき

「ほら、熱の花って言うやろ」
「それ、聞くなー」
「何、それ?私知らんわ!」

歯科衛生士のための読者会で、『口腔の育成をはかる』p17を
読んでいるときに、<熱のはな>が話題になりました。
私は、<熱の花>という言葉を知りませんでした。
ネット調べると、単純ヘルペスのことでした。

単純ヘルペス1型の感染症で、口内炎や口唇、その周囲に病巣を作りやすいのが特徴です。
このウイルスは顔の知覚神経に潜んでいて、体調が悪い時、免疫力が低下しているときに
活発となり、水泡を伴ったできものを作るのです。
このウイルスに感染して抗体ができても再発を繰り返します。

もっと詳しく知りたい方、cl-tanaka.com/topics/…/熱のはな(口唇ヘルペス).html

患者さんの使う言葉を知っておくことは、大切ですね。
そこから話題は<けんびき>になりました。
讃岐出身の方は、よくわかると思います。若い人はしらないかも・・・・?
我が家の娘は、大学時代鳥取にいましたが、鳥取県民も<けんびき>という
言葉を使うそうです。

[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]によると
「けんびき」は「けんぺき(痃癖)」の音変化で、
けん‐ぺき【×痃癖/肩癖】
首から肩にかけて筋肉がひきつって痛むこと。肩凝り。けんびき。

香川県のけんびきは、もっと、複雑な言うに言われない辛さが含まれていますよね。
私が歯科医院に勤めていた時、稲刈りや田植えが終わると、患者さんが
「先生、けんびきができたけん焼いて」と言っていました。
疲れによる口内炎のことを<けんびき>と言っていました。
焼いて、これは、サホライドを塗布すること。
レーザー治療も、焼いてでしょうね。
言葉って、面白いですね。

ところで、口内炎の治療について、ためしてガッテンでは次のように実験をしていました。

殺菌成分入りのうがい薬や洗口液(せんこうえき)を使ったブクブクうがいが効果的です。
実験によると、20秒のブクブクうがいを3回行った場合、口の中の細菌を10分の1程度に
減らすことができました。しかも、その効果は3時間以上持続したのです。

必見NHK試してガッテン情報!
「口内炎スピード完治!」
www9.nhk.or.jp/gatten/pdf/program/P20090225.pdf

面白いクイズもありますよ!

広島石笑

丸亀市、広島で見つけた石碑。

ヘルペスは、熱の花
笑い顔は、此の世の花!

 

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