<いのち>を預る歯科衛生士

太田清人先生の研修会のご案内を見た方から、
メールを頂きました。ウルトラマン

「研修会を受ければ、歯科衛生士でも
腹部マッサージ(腸蠕動を促通するマッサージ ・腹圧を下げるマッサージ ・    
 リンパ還流改善マッサージ 等)胸部聴診 ・呼気促通,腹式吸 ・
誤嚥物喀出法 ・呼吸リハ 等
 できるのですか?」

「NOです。」と答えると

「では、なぜその研修会をするのですか?」と、さらに質問がありました。

・DHが関わる患者さんが受ける、他職種の方のセラピーを知るため。 

・勉強していると、患者さんの見え方が変わります。
 呼吸一つにしても、奥は限りなく深いのです。

・面白いからです。
 自分の体のことでもあり、身体の神秘を感じます。

・自分や家族がそのような療法が必要になった時、対応ができる。
 これは、自分でできるというのではなく、それをしてくれる
 理学療法士さんを探せるということも含めてです。

私の知っている県外のDHさんで、呼吸療法のサポートをしている方がいます。
この方は、20年くらい現場の経験を積み、
歯科医師の先生と永年たゆまない勉強をし続けている方です。
それも、歯科医師の先生からのオーダーを受けてのことです。

DHが、歯科医師の先生と同じ知識と技術を持ったとしても
私たちは、動揺している乳歯を抜くことも許されてはいません。

勉強を積むほど、危ないことがわかってきます。
介護予防教室にいらっしゃる方でも、誤った首の体操の誘導(言葉)で
頸椎を損傷する場合があります。

冷たい聴診器による、頚部聴診、これだって血圧は上がります。

このように、人間の<いのち>の炎は、
蝋燭の炎を消すように簡単に消えることもあることを忘れてはいけないなーと思います。

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