子どものこころにふれる

町村先生に通じるものがあると、鹿児島の和気さんから、
山上亮さんの本を紹介していただきました。

山上さんは、野口整体とシュタイナー思想の観点から、人が元気に暮らしていける「身体技法」と「生活様式」を研究されている整体ボディーワーカーさん。

整体個人指導、子育て講座、精神障害者のボディワークなど、はばひろく活躍中だそうです。

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『子どものこころにふれる 整体的子育て』
『整体的子育て2 わが子にできる手当て編』
『子どもにしぐさはメッセージ』
三冊とも クレヨンハウス 1200円

西洋医学とは違ったものの見方、考え方を知ることができます。

人間が生きるということは、本来どういうことなのか・・・
子どもが育つとは、子育てとは・・・
現代の日本常識を、今一度立ち止まって考えなくてはいけないと改めて感じます。
自然治癒力を生かした子育ての提案が、分かりやすく具体的に書かれた本です。

子どもがいなくても、時々読み返したいと思います。

たとえば、子どもへの言葉かけについて、こんなことが書かれています。

子どもが掃除をしているときに、
あるひとは、「きれいに掃除しているね。掃除が上手なんだね。」
あるひとは、「きれいに掃除しているね。きれい好きなんだね。」

あなたの言葉かけは、どちらに近いでしょう?

この違いは何?
そんなこと考えたこともありませんでした。

「掃除が上手なんだね。」は、行為の巧拙を見つめており、
「きれい好きなんだね。」のほうは、
子どもの内面、自発的なこころを見つめているのだそうです。

そう言われればそうですね。

言葉かけは、その人の人格そのものですね。
どんな大人に囲まれて育つかによって、子どものこころのはぐくまれ方が変わる。
子どもだけではなく、大人も同じですね。

訪問でも、言葉かけをする前に、ちょっと一呼吸おいて、
こころの奥に言葉を届けることができるような余裕を持ちたいものです。

自分自身への言葉がけも、やさしくしてあげたいなー!!

 

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