歯並び矯正が半分の時間で終わる! 振動マウスピース「AcceleDent」

ギズモード・ジャパン 12月9日(金)20時7分配信

振動で歯並び矯正を格段にスピードアップさせる新兵器が登場しました!

歯科矯正ではブレースとワイヤーで歯をおさえて、歯の周りの骨の配置を徐々に変え、真っ直ぐな歯並びにしてゆきます。この消極的アプローチだと、不快なブレースとワイヤーを最低1年は装着しなくてはなりません。長い人だと2年もかかって、キスもひと苦労! 逃げられる!

そこでOrthoAccel Technologies社が開発したのが、歯にぷるぷる振動を加えて治療時間を半減する治療補助器具「AcceleDent」です。このほど米食品医薬品局(FDA)の承認も下り、1月末には米国で発売となる運びとなりました。

普通のマウスガードの先にぶら下がっているのが振動部ですね。テキサス大サンアントニオ健康科学センターで、これをくわえて1日20分ブルブル歯に振動を 与えるテストを行なってみたところ、矯正初期には最大106%、その後は最大38~50%も歯の動きが改善されたのだそうな!

「朝から晩までブルブルやったら、もっと早くワイヤー外せるんじゃ…」と思っちゃいますけど、長く使いすぎても逆効果で、1日20分の使用推奨時間を きちんと守る方が早道、とのこと。夜11時にONにして、ひと晩中ブルブルやっても百害あって一利なし、ということですね。

参考記事: http://www.acceledent.com/home/ [AcceleDen]

本当なんでしょうか?ちょっと気になる記事でした。

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母乳育児のサポートグッズ

人生最初の口腔ケアは、母乳育児支援でしょう。
「歯じめの一歩は、母乳育児」

昔は、外でおっぱいを飲ませているお母さんを見かけましたが
私の年代ですら、電車に乗っておっぱいを飲ませることはできなかった。

そんな悩みを解消させてくれるものを発見しました。

おっぱいカーテン

おっぱいカーテン(私の勝手な命名)

このカーテンの中をそっとのぞくと

おっぱい

おっぱいを飲んで幸せそうー

ママさんさすがですね。
こんな姿は、周りの人々をやさしくさせますね。

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伝々虫・遠藤由美さんのスゴ技軍手

先日、土庄町<旅館旭屋>さんで開催された
子育て支援セミナー<ママの笑顔応援塾>に、
伝々虫(デンデンムシ)の、遠藤由美さんがいらしていました。

遠藤由美さんの、歌ったり、パフォーマンスを交えた“ストーリーテリング”に、
子どもも大人も釘ずけでした。

伝々虫遠藤由美

伝々虫の遠藤由美さんワールド

 遠藤さんの鞄から出てくる小道具が、とても可愛く、
楽しい由美ワールドの一役買っています。
軍手を使って手作りした指人形、いいですよね。
もちろん、これを使えばだれでも上手にお話しができるというわけではありません。
独特の話術・・・・こっちの方が重要!!

しかし、このような手袋を持っていると、歯科医院でも地域歯科保健でも
子どもを引きつけること間違いなし!!
皆さんも作ってみてはいかがでしょうか?

伝々虫軍手媒体

手づくりの指人形

 伝々虫は、おはなしを覚えて語る“ストーリーテリング”の会です。“おはなし””を語ることによって、聞き手・語り手双方が文学の世界へと導かれ、生きる力を培い、心豊かに成長することを願って活動しているそうです。
 毎月2回の定例会(第2金曜日・第4月曜日9:30~12:00 高松市女性センター)と、定例おはなし会(第4土曜日14:00~15:00  高松市図書館)を行っています。その他“おはなしの出前””として、幼稚園や小学校の授業時間中に語りを中心としたおはなし会を行っています。自己啓発の ための講演会・研修会の企画もします。毎月発行の会報『ひと粒は千粒』は、県立図書館・高松市図書館にもおいてあります。

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でん太チョコレート

県歯科医師会と神戸風月堂、虫歯予防に開発 /兵庫

 ◇幅広い世代に

 県歯科医師会(豊川輝久会長)と神戸風月堂(神戸市中央区)は、砂糖を一切使用せず虫歯予防に効果的な甘味料「キシリトール」を使った「でん太 チョコレート」(10枚入り500円)を開発した。甘いチョコレートで虫歯を予防する逆転の発想で幅広い世代に虫歯予防の大切さをアピールする。

 キシリトールは虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の生成を阻害するなど、予防に効果的とされる。ガムなどに使用されるのが一般的だが、同医師会 は「歴史のある菓子メーカーのある神戸で、口腔(こうくう)衛生に関心を持ってもらえるチョコレートを作りたい」と今年4月、同社に開発を依頼した。

 キシリトールは砂糖よりも融点が低いため、同社は口当たりの滑らかさを損なわないよう材料を練り合わせる際の温度管理などを工夫。パッケージには同医師会のキャラクター「でん太」をあしらった。

 豊川会長は「子どもさんはもちろん、お母さんや妊婦さんらにも食べてほしい」と話している。今月下旬から京阪神の同社直営店で販売する。

 また、東日本大震災で同医師会が支援活動を行った宮城県の子どもたちにも、クリスマスプレゼントとして贈る予定。【大金紗知子】

〔播磨・姫路版〕毎日jp より

バレンタインのプレゼントには、ちょこっといいかも!!

穴吹ケーキ

ケーキは魅力的ですね

 11月11日のブログでも、キシリトールチョコレートを紹介しましたが、
でん太チョコレートは、どんなものになるのでしょうか??
楽しみですですね!!!

 

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子育て支援セミナー<ママの笑顔応援塾> in 小豆島

12月3日(土)、4日(日) NPO法人いのちの応援舎の主催で
家族でお泊り、子育て支援セミナー<ママの笑顔応援塾>が開催された。

旭屋

ママの笑顔応援塾

暖かい手づくり感満載の会場は、土庄港の目の前にある旅館「旭屋」さんでした。
司会を務めているのが「旭屋」さんのご主人で、2児のパパさんです。
お子さんは、山本さんのぼっこ助産院で生まれたそうです。

中橋恵美子

NPO法人わははネット理事長 中橋恵美子さん

セミナー開催の趣旨説明の後、香川のお母さんならだれもが知っている
NPO法人わははネット理事長 中橋恵美子さん
講演『みんなで一緒に子育て』でした。

 3人のお子さんのお母さんをしながら、平成10年,子どもとの遊びを中心にした育児サークルから,子育て支援のための情報発信を目的とした育児 サークル「わはは(輪母)net」を仲間に呼び掛け旗揚げ。翌11年に,地元に密着した育児情報収集の難しさを痛感して,子育て情報誌「おやこDEわは は」(現在年4回発行,部数は25,000部)の発行を始めたそです。平成14年にNPO法人格を取得。翌15年~16年には,地元坂出市坂出駅前元町商店街と 高松市大工町商店街の空き店舗を利用して,親子のいこいの広場「わははひろば坂出」と「わははひろば高松」を次々にオープンし,それぞれの市から広場事業 の受託を受ける。平成15年には,携帯電話を利用した子育て情報配信サービス「わははメール」事業をスタートし,翌16年には子育て当事者の目線で「※子 育て応援タクシー」を企画し,タクシー会社と協議して実施した経緯を、熱く語って下さいました。

NPO法人いのちの応援舎 理事長 山本文子さん
講演は『輝くいのちのために』

 助産婦さんとして、いのちの誕生をお手伝いするだけでなく、中・高校生を中心にした性教育の講演をするようになった経緯や、そのことで、子どもたちが変わる様子を語って下しました。“性教育”というと、大人は“セックスの教育”だと考えがちですが、山本さんの話を聞いた中・高校生たちは“いのちの教育”なんだと受け止めてくれるそうです。
 そして、講演を聴いて山本さんのところへ来てくれた人たちへの個々の相談に応じる、いわばいのちの駆け込み寺’として「いのちの応援舎」を設け。さらに、平成18年2月に、出産・子育て支援・高齢者支援の三本柱でNPO法人いのちの応援舎を開所しています。赤ちゃんの泣き声が聞こえ、子どもから大人までがともに暮らす、こころ温まる福祉施設です。
 “性を大切にする”ことは“いのちを大切にする”ことになる、というメッセージを語って下さいました。

このお二人の話の間に、私が『歯育て上手は子育て上手』と題し、日頃の思いを語らせていただきました。

最後は、NPO法人 にしよど  にこネット代表 原博美さんの『子育て談義』
あなたが変わる 子育てが変わる ほめて育てる効果的なしつけ方(CSP)

「NPO法人 にしよど にこネット」は、現代育児の問題と言われる「孤立・不安・競争」の子育てから「共同・安心・信頼」の子育てへの目的のもと、「グ ループ子育て」を実践しているネットワークです。現在、大阪市西淀川区で9サークル・4ひろば・3協力団体・計300組の親子が参加し、各自のサークル活 動やネットワーク活動などを通し、子育ての輪を広げているそうです。

 

日々思うこと 45件のコメント

Ciメディカル キシリトールチョコレート

キシリトールチョコレート

キシリトールチョコレート

歯科衛生士学校の授業が終わって、職員室でお茶を飲んでいるとき
チョコレートを頂きました。
歯科衛生士になってから、
自分でチョコレートを買って食べることはほとんどなくなりました。
嫌いになったのではなく、虫歯になりたくないからです。

でも、時々欲しくなるんですよね。
授業の後とか、口寂しいときとか・・・・・心が寂しいのかな??

今日頂いたチョコレートは、キシリトールチョコレート
つまり虫歯予防チョコレート。
人間って、こんなものを作ってしまうんですね。
すごいですよね。

しかし、危険も孕んでいる気がします。
虫歯にならないからと言って、安心して子どもに与えると、甘いモノ好きになったり
他のチョコレートも安心して食べることになる・・・・
これって危なくない?!
ある意味、虫歯になるチョコレートより危険かも??

大人はいいけど、子どもには注意しなければね!!

「飴ちゃんどーぞ」という大阪のおばちゃんたちに、教えたいですね。

どこで買えるかっていうと、歯科の通販<Ciメディカル>です。
www.ci-medical.com/

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<高知口腔ケアフォーラム>のご案内

第三回高知口腔ケアフォーラム ~がん治療を支える口腔ケア~

高知口腔ケアフォーラムも三回目の企画をご案内することとなりました。第一回、第二回では予想を上回る多くの方々にご参加いただき、皆様の口腔ケアの取り組みに対する情熱を感じております。

今回は、NTT東日本関東病院 歯科口腔外科の志村真理子先生をお迎えします。志村先生は、院内の「ドライマウスプロジェクトリーダー」として、看護・介護における口腔ケアの推進、がん治療を受ける患者さんの口腔ケアなどを担当されています。ぜひこの機会に、口腔ケアに携わる医療関係者の皆様にお集まりいただきたくご案内申し上げます。

 日時: 2011年12月10日(土) 14:00~17:00 *13:30受付開始

場所: 高知商工会館 〒780-8666 高知市本町1丁目6-24 Tel: 088-875-1171

参加費: 1,000円 (当日、会場受付にてお支払いください。)定員: 260名

お申込み: 裏面の参加申込書を2011年12月8日(木)までに、FAXにてご送付ください。 
● 参加申込先: ティーアンドケー株式会社 Fax: 03-5640-0232  
                      Tel: 03-5640-0233

<プログラム>
14:00 製品情報紹介 「バイオティーン製品の最新情報」 ティーアンドケー(株)
14:15 世話人挨拶
14:30
 特別講演
    座長  高知大学医学部附属病院 がん治療センター部長 小林 道也 先生
    「がん患者さんの口腔ケア~保湿の重要性~」

    NTT東日本病院 歯科口腔外科 志村 真理子 先生
15:30 一般講演 
    座長 高知大学医学部附属病院 歯科口腔外科 教授 山本 哲也 先生
    演題1 「急性期病院における口腔ケアのこれまでの取り組みと今後」
    高知医療センター 歯科口腔外科 部長 立本 行宏 先生
    「急性期病院における口腔ケアの実際」
    高知医療センター 歯科口腔外科 歯科衛生士 中島 桂子 先生
    演題2 「回復期における口腔ケアの実際」
    社会医療法人近森会 近森リハビリテーション病院 歯科衛生士 楠瀬 美佐 先生

第三回高知口腔ケアフォーラム 世話人
高知大学医学部附属病院 がん治療センター部長 小林 道也
共 催: 高知がん診療連携協議会、(社)高知県歯科医師会、(社)日本口腔外科学会 高知県支部、高知県歯科衛生士会、ティーアンドケー(株)
後 援: 高知県、(社)高知県医師会、(社)高知県看護協会、(福)高知県社会福祉協議会、RKC高知放送、高知新聞、高知県国民健康保険団体連合会、中国・四国広域がんプロフェッショナル養成コンソーシアム

 

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専門的口腔ケアの実際~過敏がある方への対応~

大阪府歯科衛生士会の企画・制作によるDVDが、日衛便りに紹介されていました。
監修は、村田歯科医院の村田俊弘先生です。

購入しました。

小田DVD

小田美也子先生・臼本鏡子先生が登場します!

多くの過敏のある患者さんは、歯磨きに抵抗したり、口を開けてくれなかったりします。
それは、苦痛を言葉で訴えることができないので、全身で訴えているのです。
私たちにその訴えを聞きとる力がなければ、理不尽な関わりをしてしまうことになる。
そんな怖さを、教えられるDVDでした。

口腔ケアに携わっている皆さん、是非ご覧ください。
わかりやすく、学校の教材としてもおすすめです。

患者さんにとって、この優しい配慮は、
痒いところに手が届く口腔ケアということができそうです。

DVDに登場する、小田美也子先生・臼本鏡子先生を、
1月15日・研修会の講師としてお招きしています。
楽しみですね。

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米国心臓協会・学術集会での発表

坂東先生から、興味深い情報を頂きましたので紹介します。

過去に歯石除去を少なくとも1回受けたことのある人は、
歯石除去を受けたことのない人に比べ心血管イベントのリスクが低く、
歯石除去の頻度とリスク減少の程度は関連することが、
台湾の大規模住民データの後ろ向き解析から明らかになった。

フロリダ州オーランドで開催された第84回米国心臓協会・学術集会(AHA2011)で、
台湾Taipei Veterans General HospitalのZu-Yin Chen氏が発表した。

口腔の衛生状態と心血管疾患のリスクには関連があることが知られており、
歯磨きの励行は心血管イベントのリスクを低下させることが最近報告されている。

そこでChen氏らは、
予防歯科処置として行われる歯石除去と心血管疾患リスクの関連について、
台湾の国民健康保険データベースから抽出した1995~2007年の住民コホートのデータ
を利用して、後ろ向きに解析した。

解析対象は、過去に歯石除去を少なくとも1回受けたことのある5万1108人(歯石除去
群)と、歯石除去を受けたことがない5万1512人(非除去群)。

両群ともに心筋梗塞および脳卒中の既往がなく、歯石除去群と非除去群で年齢、
性別、合併疾患を適合させて登録した。

平均7年間の追跡期間中、急性心筋梗塞(AMI)は歯石除去群で226例(0.44%)、
非除去群で281例(0.55%)発生した。

非除去群を対照とした歯石除去群におけるAMI発症のハザード比(HR、性・年齢・高
血圧・糖尿病・脂質異常症・慢性腎臓病の有無で調整後)は0.79(95%信頼区間[CI]:0.66-0.94、P<0.05)で、歯石除去は独立したリスク低下因子と考えられた。
またKaplan-Meier法によるAMI回避率も、歯石除去群の方が有意に良好だった..。
(Log Rank P=0.027)

脳卒中の発生は、歯石除去群1168例(2.27%)に対して非除去群1312例(2.57%)。
歯石除去群の多変量調整後HRは0.87(95%CI:0.80-0.94、P<0.05)で、AMIと同様
に独立したリスク低下因子となった。
Kanlan-Meier法による脳卒中回避率も、歯石除去群の方が有意に良好だった(Log
Rank P=0.004)。

総心血管イベントも同様で、発生数は歯石除去群1348例(2.62%)に対して非除去群
1533例(3.00%)。
歯石除去群のHRは0.86(95%CI:0.80-0.93、P<0.05)であり、Kaplan-Meier法によ
るイベント回避率は
歯石除去群が有意に良好だった(Log Rank P=0.001)。

さらに、歯石除去の頻度別に「歯石除去を受けていない(非除去群)」「2年間に1回
未満(低頻度群)」「2年間に1回以上(高頻度群)」に分けた傾向解析において、
AMI(P for trend=0.016)、脳卒中(P for trend=0.004)、
総心血管イベント(P for trend=0.001)それぞれで、
歯石除去の頻度が多いほどイベントリスクが減少する有意な関連を認めた。

Chen氏は以上のデータから、
毎日の歯磨きに加えて定期的に歯石除去を行うことにより、
口腔内の衛生が保たれ、将来の心血管イベントのリスクが低下することが裏づけられた」
と結論した。

(日経メディカル別冊編集)

石の絵

石アート・かふぇ米澤で見つけました

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脳と体を元気にする睡眠について学ぶ授業[こんな先生に教えてほしい] 桑山裕明

2011.11.15 15:00

毎週のように学校を訪ね、たくさんの授業を見ています。そして、先生方から授業への想いを聞いています。

小学生から高校生、そして、先生や保護者のかたに役立つ教育番組を制作するためです。そのなかで、「こんな先生に教えてほしい」と思った先生方のことを書かせていただきます。

今回は、「朝の目覚めについて学ぶ授業」を紹介します、

東京都のIa先生は、小学3年生に保健と総合的な学習の時間を使って、体の仕組みと生活のリズムについて考えさせていきます。

先生が付けた授業のタイトルは、「脳と体を元気にする作戦」。

これは、一日を生き生きと活動するにはどうしたらよいのかを考え、どの子も持っている「大きくなりたい」「賢くなりたい」という気持ちをくすぐり、自分の生活を見直すことに導いていく授業です。

Ia先生がこの授業をすることを思いついたのは、子どもたちの睡眠時間が短くなっている調査が出たのがきっかけでした。

そこで、子どもたちが「きちんと睡眠をとろう!」と思うようになることが大事だと考えました。

授業は、自分の体の仕組みを知ることから始まります。最初の問いは、「人の体は、どの部分から目覚めていくのか」。

先生は、(1)脳、(2)目・耳、(3)胃・腸、(4)手・足の4つの部分を提示し、目覚める順番をつけるようにと伝えました。

子どもたちには、それぞれの部分が描かれた4枚のカードが配られます。

「自分が朝起きる時は、どうだっただろう?」と思い出し、カードを動かしながら、目覚める順番をじっくり考えます。手を動かしながら考えるというこのやり方は、記憶に残る学習のひとつのやり方です。

ちなみに、先生は、目を覚ますということは、その働きをチャンとできるようになることと意味づけていました。

先生は、自信がない子のために、寝起きの様子を映したVTRを用意していました。そして、順番ができたら、理由を言葉にしていきます。自分の意見を持たせるまで、確実にサポートすることは、良い先生の大事な条件のひとつだと思います。

正解は……

(1)目・耳 (2)手・足 (3)胃・腸 (4)脳

そう、目覚めに最も時間がかかるのは脳です。しかも、しっかり働くようになるまでは、1時間半から2時間、必要です。

この事実を知った子どもたちに、Ia先生は、1週間前に配り、記録をつけていた「生活しらべ」カードを見直しさせます。

このカードには、

(1)寝た時刻(2)起きた時刻(3)睡眠時間(4)顔を洗った(5)朝食(6)大便をした(7)よく動いた(8)今日の調子……が記されています。

また、先生は、経験すれば脳は発達すること、でも、脳が疲れていると頭に入ってこないことや難しいことができないことを伝えました。そして、脳が働くためには、睡眠が必要と付け加えます。

ここまで情報が揃うと、子どもたちは、自然に自分自身の生活を見直し、脳が働くためにどうすればよいのかを考えるようになります。

Ia先生の言葉の中で最も印象に残ったのは、

「子どもは、どうすればよいかがわかれば、努力するようになる」です。

良い言葉だと思いませんか?

2011.11.15 15:00 産経ニュースより(提供:Benesse教育情報

 

小学校の歯科保健指導を考える参考になりますね。

穴吹(三好・臼木)

穴吹医療カレッジの学生さんの小学校の指導

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