タイムスクープハンター「大江戸入れ歯事情」

タイムスクープハンター「大江戸入れ歯事情」、ちょっと興味深いでしょ!
NHK総合で、 4月4日に放送されたのですが、に見損ねてしまいました。

再放送があるそうなので、録画予約しました。

4月18日(金)午前2:00~午前2:30[木曜深夜]

「NHKネットクラブ」によるとシーズン6の第2回。
時空ジャーナリストの沢嶋雄一(要潤)は江戸時代の入れ歯師に密着取材。日本の入れ歯作りは高度で世界に誇るもの、その実態を詳細にリポートする。
今回の取材対象は江戸時代の入れ歯師。日本の入れ歯の歴史は古く、室町時代まで遡る。「木床義歯」と呼ばれた入れ歯は仏像や能面の彫刻技術が生かされ、噛 (か)み合わせが良く食事の際にも十分使用できた。1824年江戸、入れ歯師の清志朗。腕が良く人気がある。ある日大事な顧客から総入れ歯の制作を依頼さ れる。期限は4日後、無茶な注文だったが清志朗は引き受けた。しかし、とんでもない事態が発生!果たして間にあうのか?

皆さんもいかが?!

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善通寺『悠々元気教室』スタート

善通寺包括支援センター主宰の H23・24年度『いきいき元教室』が、
H25年度には『よくばり元気教室』になり、今年度H26年4月からは
『悠遊元気教室』として新たにスタートしました。

介護認定を受けていない65歳以上の方を対象にした、
4ヶ月間のコースで、運動・栄養・口腔がセットになています。

今回は参加者が多く、15人のクラスです。

皆さんのお話しを伺っていると、
定期的に歯科医院へ行っている方が多いのに驚かされます。

今日は、こんなお話しをして下さった方がいます。

『これまで長い間歯科医院に通ったけど、予防や歯磨き指導はなかった。
 でも、知り合いの人が、3ヶ月毎に歯医者さんに行って指導をしてもらっていると聞い  て、私もその歯医者に行き始めた。
 はやく、今の歯医者さんに変えていたら良かった。やっぱりええー』

『高松から引っ越ししてきて、歯医者さんを変わったんです。
 前の歯医者さんは、毎回きれいに磨いてくれていたんですけど、
 今のところは、磨いてくれない。高松に行くのは遠いし・・・・』

『僕が通っている所は、月に1回呼ばれて、上手に磨けたら3ヶ月くらいになる。』

私から、歯科医院名を言うことはできませんが、
参加者の皆さんが歯科医院についてお話しするのは自由です。

一般的には、自分が通っている歯科医院が普通だと思っていますが、そんなことはない。
私が何も言わなくとも、皆さんで話をすることで、
『歯医者は選ばんといかんなー』とか
『衛生士さんがおるとこがええな』と思って下さったようです。

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次回は、それぞれ、日常使っている口腔ケアグッズを持参して頂き、歯磨きをします。
また、皆さんの歯磨き談義が楽しみです。

参加者の声を紹介しますと、口腔機能向上効果だけでなく プラス 
つながりができた・笑顔が増えた・出会いがあった・目標が見つかった
友だちができた・生きがいが見つかったなどでっす。

出会いは<健口>ですが、目標は<健幸>です。

見学に来たい方、ご連絡下さい。口腔の教室は火曜日の午前です。

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歯医者嫌いは“トレーニング外来”で治す?

ある疫学調査によれば、全体の55%の人が「歯科治療が嫌い」と答えており、この数字に国際間の差はほとんどないという。そんな「歯科嫌い」の中でも、5%ほどの人は病的に歯科治療に恐怖感を持っており、「歯科恐怖症」という疾患名まで与えられている。

 診察室に入っただけで、あるいは歯科特有の「キーン」という音を聞いただけで、手足が震える、大汗をかく、口を開けられなくなる、嘔吐(おうと)反射が強くなる――などの症状を示す人がいる。中には実際に吐いたり、ひどい場合は意識を失うこともある。

 一方で、近年、口腔環境の悪化と内臓疾患の関係が明らかになるなど、歯科治療が怖いからと言って、放置することが許されない情勢となっていることも事実。何とか恐怖を軽減しながら治療しようという試みが、歯科領域で検討されている。

 東京歯科大学水道橋病院には「リラックス歯科治療外来」という専門外来が設置されている。責任者の福田謙一准教授(麻酔科)に話を聞いた。

「昔 から知的障害者を対象とした全身麻酔による歯科治療があり、これを歯科恐怖症の人に対応する形で研究が進んでいきました。重度の恐怖症の人には全身麻酔を 行うこともありますが、この外来の基本コンセプトは、歯科に慣れてもらうこと。最終的には自宅近くの歯科医院に通えるようにトレーニングしていくところと 考えてほしい」

 歯科に対する恐怖の内容は個人差が大きく、医療側の対応もさまざまだが、最も代表的なのが「鎮静法」とよばれるアプロー チ。これは痛みに対する恐怖が強いときに行われるもので、静脈麻酔薬で眠らせてから治療を行い、終わると拮抗薬で麻酔を覚ますというもの。最近は内視鏡検 査などでも使う安全性の高い麻酔薬だが、治療する側には苦労もあるという。

「本来の歯科治療の際は、患者は無意識のうちに舌をよけるなど『治療への協力』がある。ところが麻酔で眠っているとそれがない。噛んでほしいときにも噛んでもらえないし(笑)」(福田准教授)

 開業医から「親知らずの抜歯」で紹介されてくる患者も多い。痛みに対する極度の緊張状態に陥っているので、万全の態勢で臨むことになる。

「最初の麻酔の注射を怖がる人には、その前に表面麻酔の貼付剤を使うこともある。でも、ゆっくり注射をしていけば、普通の麻酔で十分効果がある。忙しい開業医は、その時間が取れないだけのこと」(同)

 福田准教授によれば、昭和30年代から40年代生まれの人に歯科恐怖症は多いという。

「ちょうど歯科医が足りない時代に幼少期を過ごしているので、丁寧な治療を受けられなかった世代。そんな経験が『歯医者は怖いところ』というイメージになっている。逆に今の若い人は怖がらないですよ」

 ちなみにリラックス歯科治療外来は一部を除いて自由診療。治療内容や麻酔をかけている時間にもよるが、静脈内麻酔法は3万~5万円、全身麻酔は10万円前後が医療費の目安だ。

 福田准教授によれば、同じ“痛み”に対しても、欧米人は騒ぐ人が多いのに対して、日本人は何とか耐えようとする傾向が強いという。「我慢は美徳」と考える国民性がそうさせるのかもしれないが、それで治療を遠ざけてしまったのでは意味がない。

週刊朝日  2014年3月28日号より

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<昭和30年代から40年生まれの人に歯科恐怖症は多い>というのは、
昭和33年生まれで、乳歯から虫歯で辛い思いをしてきた私には大変へん良くわかります。

麻酔もあまりしてくれなかったし、注射の針も太かった。
子どもの私にとって歯科治療は拷問のようなものだったと記憶しています。

やさしい歯科衛生士も、香川県にはいなかった。
香川県歯科衛生士学院(現・香川県歯科医療専門学校)が開校したのが
1968年(昭和43年)ですから。

虫歯のチェックでエアーをかけるとか、
インレーセットのさい窩洞にセメントを入れるとか、自分自身が痛い目に遭ったので、私がそれをするときは
細心の注意を払って患者さんに向かいます。

一度も虫歯になったことがない人は素晴らしいことですが
患者さんにとっては必ずしもありがたい歯科衛生士ではないかもしれませんね。

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学校給食の牛乳中止(新潟県三条市)

施設で口腔ケアをしておりましたら、ダイニングのテレビ番組が目に入りました。
<情報ライブミヤネヤ>です。

4月11日ミヤネ屋1新潟県三条市で、試験的に給食の牛乳を中止する事を決めたそうです。
國定勇人市長は、試験的に給食の牛乳を中止する理由について、次のように語っています。

①三条市では2008年から、完全米飯給食を開始している。
 子どもの健康のためですね。

②ご飯給食に牛乳が合わないとの声が生徒や保護者からあがっている。
 食文化の問題ですね。

③消費税増税が原因である。
 経済的問題ですね。
 費税率の引き上げを受けて、給食費を値上げするかどうか検討した結果、 
 牛乳を出すのをやめることで、給食費を据え置くことを決めた。
 具体的には、ことし12月から来年3月までの冬の給食で、牛乳を出すのをやめるこで、 これまでどおり1日当たり、小学校が250円、中学校が300円の給食費を保つことが できるということです。
 

三条市の学校給食で、牛乳 がある場合とない場合のサンプルを紹介されていました。

4月11日ミヤネ屋3

左が、牛乳がある場合    ご飯・ほうれん草のおひたし・味噌汁・焼き魚・果物

右が、牛乳のないメニュー  ご飯が ⇒ しらすとのりの振りかけご飯    

              ほうれん草のおひたし ⇒ ほうれん草の胡麻和え

               味噌汁が ⇒ 煮干しの粉入り味噌汁

この決定に各地で賛否両論が巻き起こっていますが、私は大賛成!!
子どもが小さいころアレルギーで苦労しましたので、給食で学校を選びたい。
香川県では三木町の氷上保育園が、幕内秀夫先生の指導を受け、
牛乳なしの完全米飯給食を実施しています。<園長先生が県の指導と戦って実現>

日本の文化や歴史を尊重した、今回の三条市の例を機に、
各地で学校給食を見直して頂きたい。

4月10日のブログでも紹介しましたが、食が人間の体だけでなく、
心も育むことを忘れないでほしいですね。

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口腔に関する健康図書、寄贈致しました

先日、4月7日のブログに書いた、「<歯の本>欲しい方いませんか?」に対して
香川県歯科医療専門学校の先生から、図書室に言って頂きましたので、寄贈致しました。

読んでみたい本がある方は、学校の図書室で借りることができると思います。

口腔衛生の本

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新入生のお弁当

香川県歯科医療専門学校、H26年度入学生は50人を超えています。
きっと、騒がしくて授業にエネルギーが必要だろうと覚悟していたのですが
予想を裏切られました。

集中力がよく、しっかり授業を聞いてくれています。
ビデオを観てもらっても、誰も居眠りをしない。
皆さんしっかりノートをとるし、反応も活発。
授業の途中に10分の休憩時間をとっても、
終わったらさっと席について静かに前を向いてくれるのです。
             <訓練をしたのかと思うほどです。>
当たり前のことだと思う方もいるでしょうが、
最近では小学校のPTAの方でもこれができないので、時々悲しくなることがあります。

歴史の話しをすると、つまらなさそーにする学生が多いのに
今年は、ちょっと違う!!
例年に比べて、おのずと、こちらの話す内容が自然と濃くなりますね。
私も楽しい!!

名簿をみると、社会人経験者の割合が高いようです。
お姉さんの存在が、クラスに落ち着きをもたらしているのでしょうか?!

午前の授業が終わってお弁当の時間、皆さんの席を回ってみると、
ほとんど全員、ご飯弁当を持参していました。
H26学生弁当
竹下先生の、「弁当の日がやって来た」世代でしょうか?
お母さんの頑張りでしょうか?
いずれにせよ、食生活が良いということです。
クラスの落ち着きは、ご飯を食べることが影響しているのかもしれないと感じました。

もう、15年くらい前だったでしょうか、
自治医科大の学生さんの国家試験合格率は、
朝食を食べている学生が明らかに高いという記事が新聞に出ていました。

食事は基本ですね。

 

H26学生パン一人だけ、パンを食べている学生さんがいました。
右のメロンパンは、朝ごはんの食べ残しで、左のパンが昼食。
「ご飯が恋しい」と言っていたのが、ちょっとかわいそう。
しかし、この、ご飯を食べたいという感覚が育っているので一安心。
彼女は、4月から一人暮らしを始めたそうです。
我が家の娘も大学時代、1コマ目の教科は遅刻で単位を落としていましたから
遅刻をしないだけでも立派です。

電気釜は、まだ箱に入ったままだそうです。
でも、今日から、ご飯だけは炊きましょう。
経済的だし、健康的です。

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歯科衛生士概論の授業スタート

香川県歯科医療専門学校の新入生の最初の授業が、私の<歯科衛生士概論>。
授業初日から、いきなり3コマ、お疲れさまでした。

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社会人が多いせいか、落ち着いたクラスだなーっという感じがしました。
歯科衛生士の素晴らしさ、この仕事の楽しさをお伝えしたいと思っています。

 H26年度 香川県歯科医療専門学校 シラバス

<学習目標>

歯科衛生の変遷と、概要および基本的事項を理解する。歯科衛生士の主要業務や、歯科衛生過程の各場面で必要となる、専門的知識と技術の特徴を知る。また、歯科衛生士としての職業倫理・行動規範を理解するとともに、対人援助の基本的事項を理解する。さらに、歯科衛生士が担う社会的使命を感じとる。

1回 4. 9 <水> 人間の生きる営みにおける、専門職としての「歯科衛生士」

2回 4. 9 <水> 歯科衛生と健康

3回 4. 9 <水> 歯科衛生活動の対象・歯科衛生活動の領域

4回 4.10 <木> 歯科衛生の歴史

5回 4.11 <金> 歯科衛生活動のための理論(1)

6回 4.11 <金> 歯科衛生活動のための理論(2)

7回 4.17 <木> 歯科衛生過程の概要

8回 4.23 <水> 歯科衛生士法と歯科衛生業務

9回 4.25 <金>  コミュニケーションワークショップ(コラージュ)

10回 4.25 <金>  コミュニケーションワークショップ(身体表現)

11回 5. 2 <金>  医療従事者に求められるもの

12回 5. 2 <金>  歯科衛生士に求められるもの

13回 5. 9 <金>  歯科衛生士と医療倫理

14回 5. 9 <金>  歯科衛生士の活動と組織・海外における歯科衛生

15回 5.16 <金>  歯科衛生士の現状と展望

 

テキスト   歯科衛生学総論(医歯薬)   歯で泣く人笑う人(医歯薬)

参考図書   歯科衛生士概論(医歯薬)   歯科衛生士の臨床(医歯薬)

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岩手県の歯科医師のことが児童書になった…

岩手県の歯科医師のことが児童書になった。
表題は「泥だらけのカルテ」(柳原三佳著、講談社)

▼佐々木憲一郎さん(46)が住む釜石市鵜住居地区は東日本大震災で約600人が死亡・行方不明になった。診療所も自宅も津波で壊れたが、半年後にプレハブの建物で治療を始めた。

▼壊れた町を離れることは考えなかった。治療の傍ら、残されたカルテを役立てたいと思った。泥だらけの約4700枚のカルテを洗い、身元が分からない犠牲者の歯型と照合するなどした。これまでに患者だけでも50人以上を遺族のもとに帰すことができた

▼災害や事故で身元が歯型で分かる例が多々ある。群馬県の日航ジャンボ機墜落事故でもそうだった。この事故で父を失った兵庫県の歯科医師の兄弟が、現場で地元医師と一緒に作業をした話は近年本になった。兄弟は阪神大震災やJR福知山線脱線事故でも現場にいた

▼人には皆帰るべき所がある。「帰りを待つ遺族の所に帰してやりたい」。その思いがあるから、つらい作業にも耐えられる。兵庫の兄弟も岩手の佐々木さんも、同様の務めに携わる各県の警察歯科医会の医師たちも、思いは同じ。

▼佐々木さんの診療所は天井近くまで津波をかぶった。カルテは流失を免れた。避難する前、佐々木さんの妻(看護師)のとっさの判断で、カルテが詰まった大きな棚の扉に粘着テープを貼った。何かの意思が働いたのだろうか。
                        =2014/04/07付 西日本新聞朝刊=

 

警察歯科医会の医師については、8020日歯TV(日本歯科医師会放送局)の
動画がわかりやすいです。

警察歯科医

警察歯科医とは警察からの要請を受け、災害時などの身元確認や犯罪捜査活動に協力する歯科医師のことで、 警察歯科医という専門の歯科医師は存在せず、全国の歯科医師会に所属する歯科医師が登録制で活動しています。

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<歯の本>欲しい方いませんか?

最近、自分の周りの整理整頓に時間がかかるようになり、
歳だなーって感じるということを書きました。
少しづつ持ち物を減らさないと、あとで大変だと思います。

とりあえず、歯科の専門家ではなく、一般の方向けに書かれた本を
整理しようと思っています。
本屋の健康コーナーで目につくと、すべて購入し読んでいましたので、
35年過ぎると結構な数です。
これらは、全体として歯科保健のメッセージの変換が読み取れるので、
バラバラではなく、全部まとめて欲しいという方にお譲りしょうと思います。
欲しい方、ご連絡下さい。

次は、食事や栄養に関する本も、お役にたつのであれば、必要な方にお譲りしたいと考えています。

歯の本1歯の本2

昨日まんのう町の山へ訪問に行くと、こんな景色にであいました。
寒かったはずです。

桜と雪

<NHK-FM クラシックの迷宮>は、単なるクラッシック音楽の枠を越え、普通の音楽番組と全く違う独創的な視点で、古今東西の名曲を紹介してくれるます。
<モヤモヤとかマッタリ>がうける今、音楽評論家の片山杜秀さんのきっぱりした喋り方も私には心地よいので、最近は欠かさず楽しんでいます。
今日のテーマは、<さくらさくら>。
博覧強記な片山杜秀さんが解説してくれるく音楽は、音楽ど素人の私でも楽しめる!
今日は月曜の朝の再放送を楽しみながらのブログでした。

 

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「言葉」とイメージ

仕事の移動中、車のメーターの数字に目が行ったら、なんと88888。
ラッキーな気分になりました。
何の得もないのですが、人間って面白いですよね。

反対に、4 とか 13 が嫌われ、ホテルや病院では避けられていました。
人間は、自分で作った文字に振り回されているんですね。
数字だけでなく「言葉」も同じですね。

「高齢者」「患者さん」「障害者」「専門家」「高齢者」・・・
目の前の人を、こんなレッテルで見てしまうと、
勝手なイメージを貼り付け、
何かを大切なことを見失ってしまうかもしれませんね。

88888
さて、毎週通っている施設の利用者さんに、宮古島出身のMさんがいます。出あったときは、歯垢の量が半端ではなく、
歯ブラシの毛先が歯肉にちょっと当たっても出血し、
スケーリングを繰り返しても、ちっとも改善しない困った方でした。
Mさんとのお付き合いも4年目になります。

口腔ケア中、いろんな話題が飛び出します。
私「Mさん、宮古島から高松にお嫁に来たん?」

M「大阪からやー」

私「宮古島から、大阪に行って、それから高松に来たん?」

M「そうやー」

私「大阪で旦那さんに出会ったん?」

M「そうやー」

私「職場結婚?」

M「違うよー」

私「じゃー、旦那さんとはどうして知り合ったん?」

M「文通やー」

Mさんは、文通で知り合ったご主人と、大阪の交番の近くで待ち合わせてご対面し、
親の反対を押し切って結婚したそうです。
そして、二人の子どもに恵まれ、大阪での仕事を終え、お主人の実家のある高松へ帰って来たということです。

ご主人に先立たれ、Mさんは若くして脳梗塞に・・・そして施設への入所となった。
これは施設の方から伺っていましたが、結婚のいきさつを伺って、
私のイメージしていたMさんとは全く違ったMさんの姿が浮かび上がってきました。
まー、これも言葉ですが。

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