<リフレケアH>で口腔ケア

 リフレケアHは、医薬部外品の薬用ハミガキですが、発泡剤や研磨剤が入っていないので、口腔ケア用ジェルと同じように使っています。

口腔ケア前に、痂皮(私たちがよくカピカピと言っている)に塗布して、
3~5分於いておくと除去しやすくなります。
舌苔除去にも威力を発揮してくれます。

口腔乾燥症のある方の口腔ケアの時も、歯ブラシにつけ
普通の歯磨き剤のように使うと、違和感が少ないそうです。
また、爽やかで気持ちがいいと言ってくれました。

誤嚥の心配がある患者さんは、汚れをジェルでからめ取るような
感じでケアができるので安心。
口腔清掃の後は、保湿剤として口腔内全体に塗布。
そのさい、口唇や頬をストレッチ&マッサージするといいですね。
このマッサージ、私も自分自身でセルフケアとして時々しているのですが
疲れが取れる!!

リフレケアH

有効成分 : ヒノキチオール、グリチルリチン酸ジカリウム
甘味剤 : キシリトール
湿潤剤 : ヒアルロン酸ナトリウム(2)、濃グリセリン、プロピレングリコール
可溶化剤 : ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
保存剤 : 安息香酸ナトリウム
pH調整剤 : リン酸水素ニナトリウム、クエン酸
溶剤 : 精製水、エタノール
粘結剤 : ポリアクリル酸ナトリウム、カラギーナン
安定剤 : エデト酸ニナトリウム
香味剤 : 香料(ハニーフレーバータイプ、ライムフレーバータイプ)、l-メントール

グリチルリチン酸は化粧品にも入っています。
漢方薬の甘草に含まれる成分で、抗炎症作用があります。

ヒノキチオールも、ヒバの樹液の成分で化粧品に入っています。
細菌、真菌に対する抗菌作があります。

ってことは、

カンジダ、MRSA・・歯周病、むし歯、口角炎 にも有効ってことですね。

 

 

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歯は生きている 

Ciメディカルで購入した、歯牙模型です。1580円

23ピースからなっており、組み立てにちょっともたつきますが・・・・・

虫歯と健全歯の差し替えも出来ます。

特に、血管がよくわかり、歯科疾患が全身に及ぼす悪影響を実感しやすいです。

大きさは 6.5×7×13㎝

 

歯断面3 歯断面2歯断面1

 

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歯科衛生士教育の今

徳島大学大学院には、医療系専門職の組織横断的な統合教育の推進を目的として医療教育開発センターが設置されており、スキルス・ラボ(臨床技能学習施設)を拠点としたシミュレーション教育を実施し、地域医療・福祉や行政との連携、医療教育方法の研究開発と実践成果の発信をしています。

香川県歯科医療専門学校の学生さんでと、病棟実習が始まる前の実習をうけてきました。

(前日の先生方の実習にもおともしました。)

そして、シミュレータを用いて、採血実習と、臨床実習では必ず必要となる吸引、頸部・胸部聴診を行いました。

徳大4
採血では、1回でうまくできる学生もいるというのは、私は4回でやっと成功。

思わず 「患者さんの血糖高子さんに、ごめん」と言ってしまいました。

徳大3呼吸音の正常と異常をを聞きわけています。

徳大2

口腔・気管内吸引の実習では、人工痰の手ごたえがリアルでした。

徳大1

カテーテルの位置がよくわかりますね。

現場ですぐにこれらが実施されることはなでしょうが、
教育内容によって、今後、診療補助行為は広がって行くことでしょう。

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手島で歯科健康相談

丸亀港から船に乗り、広島へ、そして小手島港を経由し

DSC06258 <小手島>の子どもは保育園児さんが一人です。
  その給食が、船で運ばれていました。

DSC06256

<小手島>の次は、<手島>。

周囲7キロ、住人35名の<手島>で、歯科保健相談をしました。

保健師さんの健康相談のあと、歯科衛生士による個別歯科保健相談を実施しました。

最後に、皆さんにお話しをして下さいと言われたのですが・・・・

いや、私の方こそ、皆さんの話しを聞きたい!!

皆さんが、80年、90年、つつがなくこの島で日々を暮らせているのは

どうしてなのだろうとおもったのです。

「皆さんの健康のために何か飲んでいますか?」

2/3の方は、「特に何も」

「グルコサミン・コンドロイチン・・・・」など

同行していた保健師さんは「青汁」<笑>

DSC06259

「ここは空気がいい。」
「歩いています。」
「規則正しい生活をしているよ」
「規則正しくね・・・私には難しいな・・・・」
「島にいると、自然が規則正しくしてくれる」
「なるほど!」
「味噌汁を欠かさない」
「肉や魚も食べるが野菜をよく食べるね。」
「わしは、90歳だが今も耕運機を使っとる」

「ところで、花粉症はどう?」
「ないなー」
「へー、私は薬を飲んでいるし、まわりの人はしんどそうよ」
「この島で、花粉症は聞いたことがないなー」
「すごいゾ、島パワー」

「あの、○○さんは、島の人みんなの竹ぼうきを作ってくれる、かごも」
「○○さんが作ったのは、買ったものよりじょうぶやな」
  ○○さんの箒作りはボランティア

様々な話しが飛び交うのです。

 

「だんだん、人が少なくなったなー」

「少なくなって何が変わりましたか?」私が尋ねると

一人の男性が「少なくなって、皆の繋がりが強くなった」

「送るときは島の人全員で送るんです。」

 

4年前に都会から帰って来た、親子(90歳代のお父さんと、60歳代の息子さん)

お父さんは、4年前より元気になったそうです。

息子さん曰く「都会に比べて、ストレスがない!」

しかし、急な病気のときは心配だそうだ。

 

健康相談で、私が伝えたことの、何倍も教えられた1日でした。

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『歯で泣く人笑う人』重版されます

医歯薬出版 『歯で泣く人笑う人』が、重版されることになりました。

訂正個所をお知らせいたします。

歯で泣く人笑う人

1、P95  2行  入れ歯洗浄剤を週に一~二回使って下さい。

          ⇒入れ歯洗浄剤を使って下さい。

 

2、P101  5行  入れ歯洗浄剤を週に一~二回使うのが理想です。

           ⇒入れ歯洗浄剤を使うのが理想です。

 

3、P104  12行  イソジン

           ⇒ 洗口剤

 

4、 P 110  5行  手順でしてみてはどうでしょうか

          ⇒手順でためしてはいかがでしょうか。

 

5、P 110  10行  姿勢を整え、目や耳に触感、香りなどの刺激を加える

            ⇒姿勢を整え、手を合わせて「いただききます」の挨拶

 

6、  P 116  6行  http://www.hocl.jp

略歴

   2006年  放送大学 教養学部 卒業

   2011年   放送大学大学院 文化科学研究科 卒業

    修士論文『ナイチンゲールにおける看護思想の基礎的視座』

現 在

    フリーランスの歯科衛生士として、地域歯科保健事業、訪問口腔ケア、

    歯科衛生士教育に従事

     ホームページ http://www.hocl.jp

以上です。

今回読みかえして、基本的な問題は何も変えるところはありません。
しかし、文章の流れが悪く、もう一度、一から書き直したい思いです。

<しょんぼり>

★重版される前に本が数冊手元にのこています。
欲しい方、連絡下さい。差し上げます。

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パーソン・センタード表現アート・セラピー・ファシリテーター

友人の慶子から、嬉しいメールを頂きましたので、そのままここにご紹介します。

こんにちは★2014年も3月に入りました。

窓際で陽気に包まれると、春の訪れをほのぼのと感じますねぇ。
ただ外に出ると風が・・・まだまだ冬の厳しさを忘れさせてくれそうにありません。
いやな花粉も飛び始め、わたしは、ミントの香りをつけたマスクを欠かせません。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
以前ある子どもに、「けいこは今何がんばってる?」と問われました。
とても素朴な質問でしたが、素朴ゆえに心を揺さぶられました。あなたなら何と答えますか?
最近の副島は、ついに!!四国初の「パーソン・センタード表現アート・セラピー・ファシリテーター」の称号を
アメリカの本部からいただけることになりました♪がんばりましたよぉ。
そこで新たなワークショップを2つ★考えました!!
1.HAPPY GREEN→5月より、毎月第3金曜日♪
アロマトレーナーの柏木里美さんと共に、皆様の心のコンディショニングに焦点を当てたワークをします。
2.先生のための優しい時間→6月より、毎月第1日曜日♪
いろいろな「先生」に向けて、子ども達のためだけではなく、まず自分のための時間を設けます。
ぜひぜひ、ご参加ください。また周りのお知り合いの方にも輪を広めていただけるとありがたいです!!
「パーソン・センタードの理論」のご説明を含め、
詳細は、http:// loveace.wordpress.com(/とloveaceの間のスペースを省いてください)をご覧あれ。
(※右サイドの<気づきのブログ><ちょっとしたブログ>も随時更新中です。>
よろしくお願いいたします。
がんばるにしても、楽しめるといいですね。
実際、本当にがんばりたいことはやればやるほど、苦しくも楽しいものです♪
誰かに言われたからではなく、自分のためにやる、その意味合いは大きく変わってきますね。

良き春をお迎えください★ではまた。

 
****************************** 
LOVEACE(ラウ゛ィース) 副島慶子

パーソン・センタード表現アートエデュケーター&コンサルタント
P1050790
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謝恩会で「恋するフォーチューンクッキー」

香川県高松市錦町の香川県歯科医療専門学校(久保隆校長)で8日、卒業式が行われ、卒業生51人が歯科医療の第一線へ踏み出す決意を新たにした。

 卒業したのは、衛生士科の38人と、技工士科の13人。式には、保護者や在校生ら約200人が出席した。

 久保校長が代表者に卒業証書を手渡した後、「周りの人や患者さんに感謝を忘れず、心豊かな医療人になってほしい」と激励。卒業生を代表し、衛生士科の長 尾友里さん(21)が「悩んだり苦しんだりしたときは、学校で学んだ精神と友情を糧に乗り越えていきたい」と答辞を述べた。

2014年(平成26年)3月9日(日)四国新聞ニュースより

卒業式には参加できませんでしたが、謝恩会に参加しました。
その時映像で映し出された「恋するフォーチューンクッキー」
大爆笑!! そして、アンコール!!

 

卒業式1卒業式2

この場面が、最も大爆笑!

卒業式3

国家試験に合格していますように。

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本島健康相談(天理教)

本島港に船が近づいたとき、一番目立つのが、天理教の建物です。

ここで、健康相談をしました。

島の保健相談はほとんど高齢者ですが、こちらには若者がいる!!

 

天理教

朝は 5:30 から生活が始まるようです。
きっと、規則正しい生活をしているのでしょうね。

いつものうように、歯科保健相談をして、そろそろ終了となる頃
若い20代男性が、「歯の話しはもういいよ」と、相談の部屋から立ち去られた・・・

そこを、若くて美人の保健師さんの求心力でもって、
私の前に座ることになり

 「あー、炭酸飲料好きなねぇー」

 「なんでわかるん」

 「だって、歯に書いてるもん」

 「えー、どういこと?」

 「ここの。白さの濃いところ、歯が溶けているよ。
  虫歯と言えば虫歯・・・治ると言えば治る・・・微妙なところ」

 

小学校いらい歯医者さんには入っていない。
歯科健診でも引っかかったことはないそうですが、

前歯歯頚部は CO 歯は独特の白さ 歯肉は全体に腫れている。

(昔、真っ黒に日焼けしたスポーツ少年団の子どもたちにこの口が結構いた)

 

普通に指導をしようかと思いましたが、
将来、天理教で多くの人と生活をしながら、生きて行くであろう若者なので、
彼への話しが、どこかに広がるかもしれないと思って、
パンフレットをみせ、また絵を描いて、力を入れて話しをしました。

ステファンカーブ・歯垢・脱灰・ブラッシング・虫歯・歯肉炎・歯周炎・・

さらに、あいうべ体操をして、下の位置が変化した体験もこころを動かしたようです。

最後に、「僕が毎日するべきことを書いといて」と言ってくれたのが、
嬉しかったなぁーたくさん言い過ぎて、ウザイと、嫌われるかもと心配すつつ
話しをしましたので。<ホッ!>

★夜にお菓子やジュースがやめられない人が結構いる・・・・・何故だ??

 わかりました。夕食が 4:30 からだそうです。(ほぼ、私の昼ごはん)

 やはり、生活は根掘り葉掘り聞く必要があります。

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歯科医が薦める介護食

県内の歯科医師3人が、在宅介護を支援する有志の会「県イーティングサポートiUi」を結成し、家庭で簡単に作れる介護食の紹介などに取り組んでい る。同会では「高齢化が進み、のみ込む機能が落ちる人も増えている。一人ひとりにあった調理方法や食べ方が分かれば、食べることを楽しみながら肺炎や低栄 養を防げる」と意気込んでいる。

 市原市の市勤労会館で2日、介護食を作る研修会が開かれ、女性ら数人が参加。和食の料理人を講師に招き、近所のスーパーで調達したホタルイカ、サワラ、菜の花など、旬の食材を使ったみそ焼きを作った。

 講師は「ホタルイカは目や骨を取り除くことでのどにつかえずに食べられる」「ゆでながら手で触ると軟らかさが分かる」などと指導。誤嚥(ごえん) などを防ぐためには、食材を細かく刻んだり、軟らかくしたりするのがポイント。みそに細かく刻んだしそやユズを混ぜ込むことでいろいろな風味が味わえると いう。参加者らは真剣な表情で取り組んでいた。

 参加した20代の女性は「少しの手間でおいしく食べられることが分かった。身近な人に介護が必要になったら作ってみたい」と話していた。

 iUiは、歯科医師の稲葉洋さん(47)(市原市)と浮谷得子さん(53)(市川市)、飯塚真司さん(46)(印西市)が昨年夏に結成。それぞ れ、訪問診療を行う中で、患者の家族から「食事中よくむせるが、何を食べさせてあげればよいのか分からない」などと、食事に関する相談を多く受けた。

 同じような相談を抱えた3人は、昨年春から話し合いを重ね、「いつまでも口から食べられる」ことを目指し、毎日食べても飽きないように季節を感じ られる和食中心のレシピを考案し始めた。それぞれ地元で、レシピを紹介したり、口腔(こうくう)ケアや食事の介助方法を指導したりする研修会を開いてい る。

 iUiでは「歯科衛生士や看護師らと連携し、活動を広めていきたい」と話している。「食べることへの支援」として、家庭訪問や勉強会の講師なども引き受けている。問い合わせはiUi事務局(047・704・8050)へ。

(2014年3月3日  読売新聞)
(注)「食材を細かく刻んだり」と書いてありますが、
これは<刻み食>ではありません!
先日、特養の厨房で仕事をしている皆さんに、介護食の勉強会をしました。
ヨーグルト 出し巻き卵 スナック菓子 などを、食べて頂きました。
最後、かまぼこの刻み食を食べたもらったところ、
「食べにくい」「まとまらん」「口に落ちる」・・・・
口腔機能が低下した方にとって、刻み食は、難儀な食事であり
また、危険な食事であるという体験をして頂きました。
DSC06224
利用者のみなさんが、ニャンとかして!と申しております。
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ことばの花かご

インレーが脱落してしまい、セットして頂くために歯科医院の待合室で
雑誌をよんでいました。

斜め前に、三歳くらいの女の子が絵本を持って、お母さんに
「はよー、読んでよー、もー」とせがんでいます。

お母さんの方は、何やら雑誌の記事に夢中です。

母:「ちょっと待ってよ。」
子:「もーいっぱいまった。」
母:「あと、一瞬だけ」

子:「1瞬・2瞬・3瞬・4瞬・5瞬・6瞬・・・・・・」

なんと女の子は、こんなふうに数を数え始めました。

そして「もー20瞬もたったでー」

お母さんは相変わらず、雑誌に夢中です。

こちらはとても面白い、こどもの「ことば」に出あいえました。

時をこんなふうに数えるんですね・・・・<笑>

お母さんが携帯電話を触りながら、子どもを待たせる場合もよく見かけます。
それも、○○○瞬!!
最後は、親が怒鳴るとか・・・子どもがあきらめる・・・

便利な世の中は、ゆとりを奪う面があるので、絆を育むための学びが必要ですね。

 DSC06226

 

心に残る、こどもの言葉を記録し続けている歯科医院があります。

<三才の女の子>92年1月13日

治療椅子に座りながら
「デンキつけた方がいいよ」と、無影燈を指さす。

「泣かないでするよ」

大きな口を開けてとても協力的なのでカルテを確認すると、
きょう三才の誕生日です。
きょうお誕生日だね、いくつになったの

「三才」

三才はどうやるの
(指を三本立てるのはむずかしいので、できるかどうか聞いてみました)

「フーってやるの」

ケーキのローソクを消すしぐさでした。

ことばのはなかご1

言葉を聞きとっているのは、小児歯科医の石田房枝先生(茨城県つくば市)で、
1982年から続けられています。

石田先生が山形で講演した記事が、2012年11月13日の
山形新聞の<わいわい子育て>に掲載されていましたので是非ご覧ください。

こんなふうに丁寧にこどもと関わって来たからこそ語れる講演だと
感心しました。

 

 

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