子どものいびき

今朝、新聞でテレビの番組を見てい、目に飛び込んできたのが次の言葉。

くとくダネ!> 無呼吸も!見逃すな  子どもの”いびき” 原因

3人の子どもが登場し、寝ている時の様子が映し出され
続いて、耳鼻咽喉科医の診察診断がありました。

  一人目:咽頭扁桃の肥大
      大きくなると改善されることもあるので、様子を見ましょう。

  二人目:咽頭扁桃の肥大
      この子は、睡眠時無呼吸も起こしていました。
      手術で扁桃腺除去手術をすれば治るとのことで、お母さんもひと安心。

      先生が「手術」と言った途端に、本人が「手術いや!」と叫んだのが印象的。
      この子は、いびきと言われるたびに不安を抱えるんじゃないかと、
      ちょっとかわいそうになりました。
      専門家の日常語は、普通の人の気持ちを一瞬で奈落に突き落とすね。
      いくら気をつけても、気をつけすぎることはないですね。

  三人目:三人の中でこの子だけがぽっちゃりさんでした。
      顎が小さいことも原因だと言うことでした。

      歯科医師が登場して、取り外し式の床拡大装置による
      顎骨成長促進が紹介されました。

子どものいびきは、1割程度だそうですが、何らかの病気のサインだと考えられるそうです。原因は、鼻の疾患、咽頭扁桃の肥大である場合が多いので、子どもがいびきをかいていた ら、かかりつけの先生に相談したり、耳鼻咽喉科へ行くことをお勧めしていました。

 

       ー睡眠医学の部屋のサイトによるとー

   小児の閉塞型睡眠時無呼吸症候群が未治療であると・・・

   成長ホルモンの低下→低身長、 精神遅滞
   昼間の眠気→授業中の居眠り、集中力低下→学力の低下
   低酸素血症→発達障害、乳幼児突然死
   夜尿(「おねしょ」が続く)、頭痛、胸焼け(胃液の逆流)
   漏斗胸(肋骨や胸骨の変形)
   行動異常(落ち着きがない、多動)
   人格変化(攻撃的「キレやすい」、内向的性格

脳にも身体にも酸素があまり行き渡らないので、
睡眠中に分泌される成長ホルモ ンが十分に機能しなかったり、
血中の酸素濃度が慢性的に低下しやすくなるんでしょうね。

下顎が小さい、後退している子どものいびきは
睡眠時無呼吸の原因になるそうです。

歯科衛生士としては、生まれた時からの、
母乳育児、健康的な生活・食生活・姿勢の指導など、
子どもの口腔保健指導の重要性を改めて感じました。

 

大和君

ってなことで、お休みしていた、歯科衛生士の読書会を再開します。

次回は8月5日(月)13:30~15:30
善通寺 ゴールドピア
『子どもの口腔育成をはかる1巻』
日々思うこと 48件のコメント

歯科衛生士の宣誓式にナイチンゲール

歯科衛生士へ決意新た 松山で27人が宣誓式2013年07月31日(水)

 歯科衛生士を目指す河原医療大学校生が医療機関など学外での実習に向けて決意を新たにする宣誓式が30日、愛媛県松山市花園町の同校であった。基礎科目の学習を終えた歯科衛生学科2年生27人が「技術を磨き学術研さんに努めます」と誓った。
 教職員と在学生ら108人が見守る中、2年生はナイチンゲール像から分けた火を手にし、思いやりや慈悲の気持ちを引き継ぎ、全員で声をそろえて 宣誓した。白石聡校長は「患者のニーズを考え、先輩の言動を観察し、心配りができる歯科衛生士になれるよう成長してほしい」と激励した。
 同校によると、同科は3年制で、2年生は主に県内の病院や学校、保健所などで治療補助や保健指導法を学び、3年時に国家試験に臨む。
                 愛媛新聞オンラインより   2013年07月31日(水)
歯科衛生士の宣誓式にナイチンゲールにナイチンゲールとは嬉しいですね。
河原学園の皆さん、8月になったら歯科保健指導の授業に行きますよー!
日々思うこと 48件のコメント

予防歯科のフリーペーパー

わかる!はじめての予防歯科

 

今注目の予防歯科について詳しく紹介するフリーペーパー発刊

歯科業界に特化した求人メディアを運営する、株式会社クオリア・リレーションズは、一般市民向けフリーペーパー「わかる!はじめての予防歯科(関東版)」を発刊した。今後ますます重要性が高まる歯科医療分野<予防歯科>について、詳しく紹介している。

予防目的で歯科医院に通いたくなるような誌面構成

「予 防歯科とは何か」や「予防歯科受診の流れ」などのコンテンツのほか、予防歯科に力を入れているお勧めの医院も紹介。予防歯科への関心を惹起し、実際に予防 目的で歯科医院に通いたくなるような誌面構成となっている。フィットネスクラブや公共施設に配本するほか、コンビニエンスストアにも設置し、予防歯科に興 味のある人の手元に届くよう展開していく予定とのこと。

欧米諸国では生活習慣として浸透しているが

「虫歯ができてから歯医者に行って治療する」という従来の考えとは異なり、「虫歯にならないために歯医者を利用する」のが予防歯科。欧米諸国では予防目的で歯科医院に行くことが生活習慣として浸透している。
日本では、近年行政および歯科医院サイドから、「予防歯科」の重要性を発信するようになってはきたが、国民サイドの意識はまだ低く、予防のために歯科に通うという行動習慣が浸透しているとは言い難いのが現状だ。

フリーペーパー発刊の背景

株 式会社クオリア・リレーションズは、設立以来歯科衛生士の求人サービスを展開し、歯科衛生士を必要とする歯科医院を顧客としてきた。それは、歯科衛生士の 主たる活躍フィールドとなる「予防歯科市場」を考察・検証しながら、事業を展開してきた軌跡でもあるという。同社では「予防歯科」を国民に啓蒙し、予防文 化育成に寄与することは、歯科衛生士のキャリアフィールド拡大と顧客である歯科の発展に貢献することと考え、このたびのフリーペーパー発刊となったのだと か。

年間1,000以上の歯科医院が利用する求人サービス

歯科業界専門の求人サービス「クオキャリア」は人材確保に悩む歯科医院向けて8年前にオープン。他の求人サービスにない下記のような特長が支持され、年間1,000以上の歯科医院が利用しているのだとか。

特長1 “歯科衛生士専門”求人誌、“歯科医師専門”求人誌を学校に配本
特長2 学校求人票、WEB、モバイル、求人誌を融合させたクロスメディア戦略

全国規模で予防歯科文化の浸透させるために

同 社では従来の求人サービスにとどまらず、幅広く歯科医院、そして歯科業界全体の発展に寄与すべく事業を展開していくとのこと。今回の「関東版」に続いて他 地域版の発行も予定しており、全国規模で「わかる!はじめての予防歯科」が、予防歯科文化の浸透していくことが期待される。

                     チエッカーズ より 2013年07月31日(水)

日々思うこと 35件のコメント

『看護覚え書』の読書会(1)

フローレンス・ナイチンゲールの
『看護覚え書 看護であること・看護でないこと』で、
私が特に大切だと思うのは<はしがき>と<序章>です。
まず、ここをゆっくり読んでいきたいと思います。

何冊かの訳本が出ていますが、私なりに原文を読んでいきます。
間違いがあれば、ご指摘いただけるとありがたいです。
なにせ、英語は大の苦手ですから。

<はしがき>

以下の覚え書には、看護師に看護を学べるように、看護の考え方のルールを示すことを意図する意味は決してない。
まして、看護師に看護を教えるマニュアルではない。
それは、シンプルな意味で、女性に考え方のヒントを与えるためです。
どんな女性かというと、他者の健康について直接の責任を負っている女性です。

イギリスでは、すべての女性 、少なくともほとんどの女性は、自身の人生ににおいて
一度や何回かは、子どもだか病人だか、誰かの健康を、個人的に担う。
言い換えれば、すべての女性は看護師である。

毎日の健康の知識、また看護の知識は、
言い換えれば、病気にかからない あるいは 病気から回復する ように 
要素(constitution)をどの様な状態に置くかという知識は、
高い位地を占めている。

これは誰もが持つべき知識であって、
専門家だけが持つ医学の知識とは異なる。

さて、すべての女性が、人生のいつかは看護婦にならなければいけないのであれば、すなわち、誰かの健康を担わなければならないのであれば、

もし、すべての女性が如何に看護をするかを考える時に、
彼女(彼女とはナイチンゲールのことかなと思います)の経験を合わせたものを作れば、
どれほど計り知れない そして、どれほど貴重であることか。

私は女性に如何に看護するかを教えつつもりはない。
私は、彼女自身が学ぶことを願っている。
そして、その目的のため、私はいくつかのヒントを与えることに賭けている。

女性のところは、現在の日本においては、多くの言い換えができると思います。
子育てにかかわる母親、父親はもちろん、家族すべて。
看護をケアととらえれば、ケアワーカーのすべて。
もちろん歯科衛生士も含まれますね。
また、自分の健康を自分で担うことも含めれば、
すべての人間に向けれれた本だと言えますね。

トンネル

『看護覚え書 看護であること・看護でないこと』は、
それぞれの人が、健康(看護)の考え方を自ら学ぶためのヒントの書。

ナイチンゲール自身が看護実践から、<そもそも看護とはこういうことだ>
掴むことができた経験をここに提示するから、
みなさんも、自分で<看護の本質>を学んで欲しい。
それが私の願いであり、そこに私は賭ける

健康にこれほど関心がもたれた時代はありません。
裏返せば、健康不安が蔓延している社会ですね。
しかし、どうすればいいのか、何が本当なのか、
それが見えにくくなった社会に私たちは生きているとも言えます。

健康不安の時代に生きる人間として、
また、国民の健康を担う歯科衛生士として、
ナイチンゲールの言葉に耳を傾けてみましょう。

はしがきを読んで、ナイチンゲールの覚え書は
人間が健康に生きるということはどういうことか、
その考え方を掴むため本であると私自身は理解しました。

 

 

日々思うこと 42件のコメント

飯塚哲夫先生の近代口腔科学研究会

友人に誘われて、近代口腔科学研究会の例会に行ってきました。
2013年7月14日(日)午後 JRホテルクレメント高松

近代口腔科学研究会とは・・・・・?
聞いたことない・・・・?
近代口腔科学研究会のホームページによると次のように書かれています。

当会は、真の歯科医療を追求し実践することを目的に、1971年、開業歯科医によって設立されました。
会員数は、歯科医師を中心に歯科衛生士・歯科技工士など、現在約1500名(研究会雑誌購読会員)を数えます。当会は、開業歯科医による歯科専門の研究会としては、日本最大規模を誇ります。
当会の特徴は、独自の歯科医療観です。それは、「医療とdentistryは全く違うもの、つまりdentistは医師ではない」という医学史上の事実を認識した上で、これからは医療ができる歯科医師を目指すという医療観です。
その歯科医療観を学ぶために、毎月2日間に亘って例会が行われます。例会では、全国から60名以上の会員が参加し、テーマごとにディベートによって問題の本質を掘り下げ、結論を導き出していきます。
また、例会で学んだことは、会員のノート代わりにするためと貴重な記録を後世に残すために、近代口腔科学研究会雑誌にして、それを年3回発行しています。この雑誌は、創刊以来、今年で37年目を向かえ、通巻114号(2012年8月現在)を達成しました。

なるほど、すごいなー!!

「医療とdentistryは全く違うもの、つまりdentistは医師ではない」という医学史上の事実を認識した上で、これからは医療ができる歯科医師を目指す。

この言葉に感動します。

講師の飯塚哲夫先生は、歴史的背景を踏まえて会の根底をなすこの考えについて、熱く語って下さいました。そこでの歯科医療批判は痛烈なものがあります。

都会では(いえ、香川県だって例外ではないか)
歯科医院の分院を ○○店と呼んだり
ただいま、キャンペーン期間中とか
美容エステサロン化していることが紹介され、
<歯科医院は、それでも医療か?!>という怒りが伝わってきます。

思わず本も買って読みました。
飯塚哲夫著『歯科受診の常識・歯科に行く前に読む本』愛育社 952円
一般の方に書かれていますから、大変読みやすい本でした。
私にとって印象に残ったのは、次の二つ。

・P16「この歯髄が『歯』という器官の本体であり、われわれが『歯』と考えている部分は、歯の衣服とでも考えるべきものなのです。」

・P27「(むし歯の治療というのは)一度手をつけた歯は次々とまるで坂道を転げ落ちるかのように崩壊への道を辿ってしまう」

まさに私のこと。私の口腔は、小学校以来ずっと坂道を転げ落ちていました。
今考えると、始まりはCOを削って詰めたことに端を発します。
前歯は、シリケイトセメントを充填される時代ですし、
臼歯のアマルガム充填だって、
水平診療以前の診療台で麻酔せずに施されるわけですから・・・
その後、何度2次カリエスで再充填したか。<トホホ>

しかし、55歳の私のすべての歯の歯髄は健在である!!

何故か。それは私が歯科衛生士になったからに他なりません。

私は、dentistによって歯を修理してもらったが
治したのは、歯科衛生士である自分自身でだと言えるのではないのだろうか。
歯科衛生士は、歯科医療を実践している!!

もっと正確には、単なるdentistに治療してもらわなかった。
つまり、歯科医師を選ぶ目を持っていたい。

歯科衛生士はなんてすばらしい職業だろうと思える本でした。

反面、私たちDHは、何ごとも歯科医師の指示のもとに仕事をするわけですから、
どのようなDHとしての実践ができるかは、就職先にかかっていると言っても
過言ではありませんね。
貴女は、dentist or 医師 を選びますか?

飯塚哲夫

飯塚先生は歴史をさかのぼって、

「dentistryを医療へ、dentistを医師へ」というこれからの道を示しています。
私たちDHもケアの専門家として、寄って立つしっかりした基盤が必要です。
ナイチンゲールの『看護覚え書』が、そのヒントを示してくれていると、
私には読めるのです。

 

日々思うこと 48件のコメント

場所論研究会のご案内

修士論文『ナイチンゲールにおける看護思想の基礎的視座』
ダウンロード数が1,000件を超えております。

しかし、「興味があるけど難しい。」「記号のところが分けがわからない。」
「神を持ちだされては困る」など、解説が欲しいとのご意見があります。

この論文のベースは「場所論」と言う物の考え方です。
この場所論と言うのが、なかなか難解なのです。
場所論について学びたい方は、研究会がありますのでご紹介します。

場所論研究会の支部会開催のご案内です。

★場所は詳しく決まっていませんが浜松あたり

★日時 8月24(土)~25日(日)

★テーマ(仮題)『場所論を解く~現場から場所論へ、場所論から現場へ~』
     「障がい」と「老い」の現場から2名の発題者(各30分)を用意し
      24日午後と25日午前の2セッション(1セッション3時間)

      発題をそれぞれ「場所論と現場」を繋ぎながら焦点化(解く)する
      発題者を2名(各30分)、
      その後ディスカッション(60~80分)を経 て、
      コメント(40分)をいただくというプログラム案です。
★会費は10000円~12000円(懇親会費も含めて)
風船
「場所論研究会」の出席者は、福祉系の方が多いこともあり、いつも場所論と
自分の仕事との繋ぎがわからないという声が聞こえてきます。
今回は、このあたりから紐解くこともありかな と、
企画の方がつぶやいておりますので、
看護系の方や、歯科衛生士さんにとっても、とっつきやすいかもしれません。
もちろん、学生さんや主婦の方のご参加も大歓迎です。毎回、いらっしゃいます。
参加希望の方は、ご連絡下さい。
詳しい内容が決まりしだい、あらためてご案内します。
日々思うこと 場所論研究会のご案内 はコメントを受け付けていません

紙芝居 & 枠

紙芝居枠

子どもたちの歯科保健指導で、紙芝居は絶好の媒体になりますね。

友人の歯科衛生士さんが、大きな紙芝居を作ってくれました。
紹介したかもしれませんが、歯科衛生さんが作った絵本
『かみさまに歯をもらったかえるくん』
大きな紙芝居にしたものです。

この写真ではわかりにくいですが、55cm×75cmの大作です。

お借りして小学校で使ったら、大変好評でした。

この紙芝居を返しに行くと、
「使いたい人がいたら貸してあげていいから、預っといて」と言われました。
ではお言葉に甘えて・・・・預って保管することにしました。

この紙芝居、ただ、大きくて、重くて・・・一人で扱うには大きすぎでした。
友人のDHさんは、二人でしたそうです。
そりゃそうだよね、普通の紙芝居の2倍以上の大きさがありますもの。

そこで、一人でも保持できるよう、枠を作りました。

姿身を壊した廃材を使って作りました。
日曜大工で、鋸・金槌・ペーパー・ペンキを使って頑張ったためか、
今日は、筋肉痛と倦怠に襲われています。
歳には勝てませんね。

お使いになりたい方、お知らせ下さね。
夏休みの子ども会用にも使えます。

日々思うこと 4件のコメント

仕事場にいらっしゃーい!

地域歯科保健や、口腔ケアの現場を見学にいらっしゃる方がいます。
歯科衛生士さんだけでなく、歯科医師の先生やケアマネージャさん、
保健師の学生さんも来てくれました。

先日は、歯科衛生士さんが施設での仕事に1日お付き合い下さいました。

見学&お手伝いして下さった方がおっしゃるのは

「仕事で煮詰まっていたんですが、なんかすっきりしました。
  仕事のストレスは、仕事で解消するのが一番って感じです。」

「歯科衛生士の仕事って、いろいろあるんですね。
新しい勉強がしたくなりました。」

「口腔ケアって、難しいと思っていたけど、失礼ですが、
 本田さんの様子を見て私も出来そうって思いました。」

「今やっている仕事に自信がなかったんですが、
これでいいんだと自信がもてました。」

皆さんのおっしゃる通り!
私が何か特別なことをしているわけではありません。
きっと、皆さんとあまり変わらない仕事をしていると思います。

でも、是非見に来て下さいと言うのは、
お互いに刺激し合って仕事が澱むのを防げるといいなーと思うからです。

風通しの良い仕事をしたいと思います。

弓削牧場

私の仕事の現場に来て下さった皆さんとのコーヒータイムは、
とても楽しく元気が出ます。

知らない情報を頂いたり、
私も、これでいいんだと納得できたり、
アドバイスを頂いたり・・・

同じ問題や課題を抱えているときには、勉強会に発展します!

日々思うこと 39件のコメント

じごくのそうべい&路上で行われる歯科治療

路上で行われる歯科治療、インド

AFPBB News
2013年07月17日 16:04 発信地:アムリツァル/インド

インド西部アムリツァル(Amritsar)の路上で行われる歯科治療
(2013年7月16日撮影)。(c)AFP/NARINDER NANU

【7 月17日 AFP】インドでは路上での歯科治療がしばしば見られる。多くの「歯医者さん」たちは、通常正式な訓練を受けておらず、歯科技工士やそのアシスタントとし て働きながら「技術」を習得し、日に300~400ルピー(約500~670円)を稼ぐようになる。約10ルピー(約16円)で歯の洗浄もしてくれる。 (c)AFP

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昔、インドへ行ったときに、路上の歯科医師を見たことがあります。
チベットに行ったときも、同じような光景を目にしました。

地獄のそうべい1地獄のそうべい2

たじまゆきひこ作『じごくのそうべい』は、
上方落語の「地獄八景」という落語から書かれた絵本で我が家の子どもたちと甥っこ姪っこは大好きでした。

ここには、しかいという名前の歯抜き師が登場します。
どこの国も、歯医者の原型はこのような感じだったのでしょうね。

(注)大笑いするので、寝る前に読むと目が覚めてしまいます。

 

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認知症の方への口腔ケア

特養で週に一度、口腔ケアをしています。

ここで、なかなか口腔ケアをさせて頂けない利用者んの
Kさんさんがいます。

Kさんには左下に、ぐらぐらではなく、ぶらぶらの歯が2本ありました。
歯槽骨ではなく、歯牙と同じほどの大量の歯石と、わずかの歯肉で
かろうじて口腔にとどまっている3番4番です。
Kさんの口からはいつもこの2本の歯が、
というか、歯石というか・・・・が覗いていました。
本人もこれが気になるようで、ガムでも噛んでいるように、
口をもぐもぐ動かしていました。

歯医者さんにこの歯を抜歯して頂いたところ、
日常的なもぐもぐははおさまりました。

治療が終われば、あとは口腔ケアです。
しかし、本人はまったく歯を磨かない。
職員の方が磨こうとしても、その辺の男性顔負けの抵抗に手が出せない。

職員の方に「本田さん、お願いします。」と言われ
「なんとかなるでしょう。」と、答えたのですが、
これが何ともならない・・・・まさに、歯が立たない。
ションボリ

5回の訪問で、1回しか口腔ケアが成功していません。
それも一瞬。

そんなある日、時間に余裕があったので
一日Kさんと過ごしました。

お風呂に行くと言うので、私も一緒に浴室におともしました。
洗髪は職員の方がしますが、身体は自分で洗うのです。

もしや・・・・
洗髪のすきに、私が歯を磨いてみると、30秒ほど磨くことができました。
浴槽に入った時歯ブラシを渡すと、Kさんは30秒ほど磨いてくれました。

次回、どうなるか分かりませんが、お風呂での歯磨きはいいかも!!

認知症の方の口腔ケアは、
あせらない、あきらめないことが大事ですね。

<待てば海路の日和あり>

誰にとっても、そうかもしれません。
自分自身とのお付き合いもそうかもね!

瀬戸大橋

 

 

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