滝勇一作品展「Natural」

滝勇一作品展「Natural」
5月1日(祝)~5日(祝)
高松市紺屋町・高松市美術館市民ギャラリー。
高松市在住作家による、のびのびと描いた水彩画など約40点を展示。入場無料。
TEL: 090(7787)8155滝さん

滝さんは、三木絵梨香さんの弟さんです。

絵を見ていると、ホッとした、のびのびとした、
そう、あくびをした後のここちよさが流れ込んできます。

「障碍者の芸術」は、フランス語で「生の芸術」を意味するアール・ブリュットと
呼ばれていますが、あえて「障碍者」という前置きなんて必要ない気がしました。

《いのち》の表現をみて・こちらの《いのち》が共鳴する。
正確には、みた後に共鳴するのではなく、見ると感じるとは同時です。
見ることが感じることで・感じることが見ること。
これがすべてでしょ!!

アール・ブリュットを唱えたジャン・デュビュフェのことばを引用します。

原初の人間の本質や、最も自発的で個性的な創意に負っている
完全に純粋で、なまで、再発見された、
すべての相の総体における作者による芸術活動であり、
作者固有の衝動だけから出発している
自発的なそして非常に創意に富んだ特徴を示し、
因習的な芸術もしくは月並な文化に可能な限り負っていない

見ることが感じることで・感じることが見ること。
これは、みる者の内発性を引き出すと言い換えてもいいと思います。


三木さんの名刺の絵も、弟さんの作品です。

ところで、三木さんがずっと、大学院へ入りたいと言っておました。
それはきっと、弟の滝さんが絵を描くことと同じではないかと思います。
自我のデマンドではなく、もっと深い根源的ニードとしての、
人間として、身体の内からの抑えきれない要求。
鶴見和子の「内発的発展」に通ずる感覚でしょう。

自身の《いのち》の内発的感覚に応答する力なくして、
他者との本当のコミュニケーションはあり得ないとも思えます。

身体の声に素直になって生きたいものです。
《生きは逝きにつながる気がしています。》

日々思うこと 3件のコメント

子どものむし歯予防は食生活がすべて

子どものむし歯の予防の話で、仕上げ磨きの話より、「ごはん」を食べることに重点を置いてきました。
というのは、歯磨きより「食生活」のほうが、ずっと大切だと感じていたからです。
食生活指導は、もちろん「幕内先生」にご指導いただいた内容です。

たとえ、フッ素を使って、ジュースお菓子を食べながら、虫歯予防できたとしても、
副作用(食生活の乱れという)が大きいのです。
肥満や糖尿病予備軍的な体になったら意味ありません!!

そのような趣旨の内容で、デンタルハイジーンに連載しました。
「目を凝らして情報を読む」2002年4月~2003年3月

多くの歯科医師の先生からおしかりのファックスを頂きました。
家に帰ると毎日、ファックスの用紙が着物の反物を広げたように、
長々と伸びていました。
医歯薬出版にも抗議が殺到したようで、心配した編集の方から連絡がありました。

あれから15年、同志のような本が出版されました。感激です!!


『子どものむし歯予防は食生活がすべて 4人の子どもに歯を磨かせなかった歯科医の話』
(黒沢誠人・幕内秀夫著)風濤社 1400円

第1章 4人の子どもに歯を磨かせなかった歯科医の話
第2章 子どものむし歯予防は食生活がすべて
第3章 実践に役立つQ&A

<帯には、西田亙先生の推薦文
現在、小学生の実に2割近くが糖尿病予備軍と言われていますが、その背景には、運動不足と不健康な食生活があります。本書のテーマは、虫歯予防ですが、「なにをどう食べるか」は、糖尿病から身を守る智慧にもつながります。
伝統食から工業製品となった食生活が、いかにこの国を蝕み、将来に暗い影を落としているか。歯科関係者はもちろん、日本人全員が読むべき内容です。本書は間違いなく、これから先、何十年と読み継がれていくことでしょう。

 

特に香川県は深刻です!!

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宮古島に行ってきました

(一社)香川県介護支援専門員協議会ニュースNo.76に、

宮古島に行ったお話を書かせていただきました。

今回、シリーズ口腔ケアの番外編を書くように仰せつかった、走る歯医者さんの後ろを歩く歯科衛生士の本田里恵と申します。歯科衛生士になって40年、そのうち30年は様々な形で訪問口腔ケアに携わってきました。現在は坂東先生の依頼を受け、患者さんの健口の為なら何をしてもいいということで自由奔放(あくまで常識と法律の範囲の中)に仕事をしております。その患者さんのお一人として、特別養護老人ホームのSさんに出会いました。うまく車椅子を操り、食事も普通食を自分で食べることのできる、カラオケが大好きな60代女性です。

宮古島出身のSさんの口腔ケアをはじめて8年になりますが、一週間に一度の口腔ケアの折に、高松に嫁ぐきっかけや、宮古島のことを話して下さっていました。高松のうどんより、ソーキそばが好きと聞いていましたので、デパートの沖縄フェステイバルでソーキそばを求めてお持ちしたこともあります。(常々医院長は、おいしく食べて頂くことが我々の目標ですから、好きなものを提供することが大事だと力説しております。)

ところが、平成29年10月、脳梗塞の再発で入院となりました。退院してきたときは、経鼻栄養のカレーテルが通され、声かけに対してコミュニケーションできない状態でした。ちょうどその頃、歯科衛生士学校の学生さんが実習に来ました。奇遇にも宮古島出身の学生さんが2人おり、施設の皆さんに、宮古島の歌と踊りを披露したのです。リクライニングの車椅子に乗せられてその場に居合わせたSさんは、閉じた目から一筋の涙を流し、手でかすかにリズムを取り始めました。そして、ゆっくり目を開きました。施設の介護福祉士さんの歓声が上がりました。目覚めたのです。その後、簡単な会話ができ、アイスクリームを少々食べることができるところまで回復してきました。

平成30年の10月、八重山民謡をBGMに口腔ケアをしながら、Sさん尋ねました。

「叶うなら、今、何がしたい?」

「宮古の家に行きたい。」

「行ってどうするん?」

「会いたいなー」

「誰に」

「兄弟に・・・でも、無理やなー」

「そしたら、私がSさんの代わりに宮古島の家に行って家族の写真を撮ってきてあげる」と、約束をしてしまいました。私と変わらぬ年齢で施設に入所したSさんの思いを、少しでも叶えたいと思ったのです。

実習生の歯科衛生士学校の先生に、宮古島に行こうと思うと伝えると、なんと先生も春休みなら同行したいとのことでした。さらにその話が、衛生士学校の沖縄担当の学生募集の先生に届き、一緒に尋ねてくれることになったのです。さらにさらにその話を聞いた地元の男性が、通訳(地元の高齢者の話は難しい)となって協力してくれました。Sさんの記憶には、宮古島の町村合併前の町名しか残っていなかったので、心強い助っ人との登場となりました。助っ人さんは、Sさんの記憶にある町の農協へ行って、そこから目的地を探すという作戦に出ました。なるほど、地元の方ならでは名案です。

ついに広々としたサトウキビ畑に囲まれた、Sさんのご実家発見。恐る恐る玄関で声をかけると、お兄さんらしき方が迎えてくれましたが、突然の見知らぬ来客にきょとんとしていました。訪問の旨を伝え、持参したSさんの写真を渡し、近況を報告しました。その後、宮古島のご家族と家の写真を撮らせていただくこともできました。

高松に帰って早速、Sさん宮古島の写真や動画(いつの間にかできていた撮影班による)を見せると、「兄貴やー」と、いつもの2倍の声が出ました。家やその周りの風景の説明も、しっかりしゃべってくれます。お土産に頼まれた宮古島の黒砂糖(宮古島産には宮古島独特の味があるそうです)を食べてもらうと、嚥下も上手!!階段を一段、いえ、二段上がったように口腔機能が向上しました。 “やりたいことをする”に勝るリハビリなしであります。

Sさんは、「ありがたいなー」というのが口癖で、愚痴を一度も聞いたことがありません。感心しながらも不思議だと思っていました。しかし、今回宮古島を見て歩き、美しい自然とゆったりした時間の流れ、なにより当地の暖かい皆さんの人柄に触れて、Sさんのことが少しわかったような気がしています。これからの口腔ケアでは、また話題が広がることと思います。

歯科医療の枠を超えて、「今、目の前の患者さんに何ができるかを考え、それを全力で行う」という自由が許された環境に感謝です。宮古島は常識の範囲を超えていると言われるかもしれませんが、たまにはいいのではないでしょうか?このようなことの積み重ねによって、きっと、常識は上書保存されていくはずです。私たち自身が要介護の当事者になったときを考えても、幸いなことです。Sさんの口腔ケアを通じて広がったやさしい皆さんとの出会いが、私の人財産となりました。機能するネットワークが紡がれていく、宝物のような経験に、合掌!

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歯科衛生士の倫理綱領

徳島県の四国歯科衛生士学院専門学校、
船奥律子先生を訪ねてきました。
歯科衛生士の教科書の執筆なさっている先生です。
ずいぶん前になりますが、
香川県口腔ケア研究会では『歯科衛生過程』の研修をしていただきました。

今回は、臨地実習での学生指導の相談です。
穴吹医療大学校の先生から、訪問口腔ケアの施設実習の指導をして欲しいとの依頼があり、
どうしたらいいのか・・・アドバイスを頂きに行ったのです。

船奥先生は歯科衛生士学校では珍しく、学生実習に終日付き添って指導をしているのです。
たくさんのヒントを頂きました。

四国歯科衛生士学院専門学校は少人数制で、手塩にかけて学生指導をしている様子は、
ナイチンゲールの看護婦教育に通ずるものを感じました。
講義をしても、届く新体感ってとても大切だと思います。

素敵なガーデンカフェに連れて行ってくれました。
勝浦町の《ガーデンタイムこのむ》

植物や自然に対する感性が、よく似ている!!ことも、気の合うところで、
話をすると、ほっこりします。

 

 

船奥先生の紹介してくれる本は、私も好きです。

『骨の学校』で、語り合える歯科衛生士さん他に出会ったことがありません。<笑>
岡崎好秀先生は、歯科医師ですから・・・

同じ世代ですから、小学校の頃の趣味も分かり合える。
科学という月刊誌を楽しみのしていた話も盛り上がりました。

最後の行きついたのは、歯科衛生士の倫理綱領
「歯科衛生士の誓い」では足らないし、
「国際歯科衛生士連盟(IFDH)倫理綱領」のはあるけど、
日本歯科衛生士会としてのものが欲しいなー!!
こんなことブツブツと話せる、めんどくさい歯科衛生士のランチタイムでした。

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歯科衛生士の学生さんに伝えたいこと

歯科衛生士学校の授業を卒業しましたが、特別講義をという依頼がありました。

穴吹医療大学校は、4月17日
歯科医療専門学校は、5月21日

「いのちの営みとして歯科衛生士が担うことはなにか」を伝えたいと思いました。

いろいろ考えていたら、新聞にいい言葉がありました。

 

折々のことば 鷲田清一 1122回目

速くできる、手が抜ける、思い通りにできる。・・・ありがたいことですが、困ったことに、これはいずれも生きものには合いません。中村桂子

「便利さ」とそのために開発された機器の「豊かさ」を進歩の印と思い込む人は多い。
が、生の充実とはまさにこの逆。思いどおりにならないものを手塩にかけて育むこと、
時間を「飛ばす」のではなく「紡ぐ」こと。自分も生きものの一つという原点を見据えるためにも、農業を学べと生命学舎は言う。『科学者が人間であること』から。

これを私のこれまでの経験で、どれほど伝える子tができるか・・・・

話のスタートとして、歯科衛生士になったころ、衛生夫さんと間違えられた話をしても
ほとんどの学生が、バキュームカーを知らなかった。
ことらの思うことは、あまり伝わらなかったかもしれません・・・

5月21日まで、もう少し話を練りましょう!!

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排尿トラブル予防には「舌」のトレーニングが効く!? 

10/11(木) 15:40配信

HARBOR BUSINESS Online

◆幅広い世代で「尿もれ」は密かな悩み

急に強い尿意が襲ってきて、トイレに間に合わない。終わった後にちょっと漏れる。夜中にトイレに行きたくなって目が覚めてしまう――。

そういった排尿にまつわるトラブルは、実は高齢者だけでなく、若い人も含め幅広い年代でみられるようだ。

排泄ケア用品メーカーの調査で40代以上3人に1人が「尿もれ(軽失禁)がある」とわかっていて、別の調査で尿もれ経験者に日常生活への影響を尋ねた結果、「長時間の外出が不安」と答えた人が30~50代の約4割、60~70代の約6割もいた。

家族にさえ相談しづらい問題で、とくに男性は誰にも相談できず、尿ケア専用のパッドなどを使うことにも抵抗があるようだ。データからは、ひとりで悩み、尿のトラブルをきっかけに健康に対する自信を失い、さまざまな活動から遠のいて、しょんぼりしてしまう人が少なくない様子がうかがえる。

女性の場合、友人同士で相談することや、排泄ケア用品の利用に抵抗は少ない(思春期から生理用品を使ってきて慣れているため)。とはいえ女性は尿道が短いという泌尿器の構造から男性よりも尿もれしやすく、妊娠・出産によって骨盤底筋群がダメージを受けやすいこともあり、排尿トラブルはとても身近な問題なようだ。

◆意外な部位の「筋トレ」が予防に効果的

しかし、排泄ケアに関わる専門家は、軽い尿もれなど加齢とともに起こる排尿トラブルは、人知れずこっそり、隙間時間を利用してできる筋トレなど、セルフケアによって改善する症状もあると話す。

書籍『尿トレ 誰にも言えない尿のトラブル「スッキリ解消!」ブック』(方丈社刊)を最近上梓した理学療法士の児島満理奈さんは排尿トラブル予防・改善の筋トレとして、一般的にもよく知られる「骨盤底筋体操」を奨励するが、同時に意外な筋肉の筋トレも勧める。

それは「舌」。骨盤底筋群とつらなる内臓を守る体幹(インナーユニット)全体と、体幹とつながる筋肉「舌」が重要なトレーニングポイントだというのだ。

まず「骨盤底筋体操」について聞いた。

「骨盤底筋体操はとてもメジャーな体操で、私も訪問リハでよく紹介しています。インターネット上には動画などでもやり方がたくさん紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

体の深部の筋肉を鍛える地味な体操ですが、腹式呼吸をしながら体幹全体に力を入れるコツをつかめば、排尿トラブルはもちろんのこと、姿勢の改善やぽっこりお腹予防にもなる筋トレです。

『体幹全体に力を入れている状態』をイメージすると思わず、お腹周りに力を入れようとがんばってしまう方が多いのですが、力まず(腹式呼吸を続けながら)、リラックスして行うのがポイントです」(児島さん)

◆骨盤底筋体操の手順はこれ!

体幹(インナーユニット)とは、横隔膜・腹横筋・腰部多裂筋・骨盤底筋群のこと。

横隔膜は肺の下にあり、ドーム型の屋根のように体幹の上部を覆っている。腹から息を吸うと横隔膜は下がり、腹に圧をかける。

腹横筋は消化器系の臓器をガードするコルセットのような筋肉。腹巻き状にお腹を包んでいて、腹式呼吸では息を吸うときに伸びて、吐くときにゆっくり縮んでいく。

腰部多裂筋は背骨の分節を結んでいる細かい筋肉で、背骨の安定性を高めている。腹式呼吸すると腰部の多裂筋が横隔膜、腹横筋と連動して動く。

骨盤底筋群は、骨盤の底で内臓を支えている。いくつもの筋肉や靭帯、筋膜などで構成されていて、排泄のコントロールにこの筋群の作用が大きな役割を果たす。

骨盤底筋群だけを鍛えると思わず、このユニット全体を意識して体操するほうが、骨盤底筋群に適切に力を入れやすく、健康効果が高いことを覚えておこう。

また、鍛える筋肉がどこにあるか知り、動かしているイメージをもつことも大事だそうで、自分の腹・腰の中にある横隔膜・腹横筋・腰部多裂筋・骨盤底筋群を感じながら体操しよう。

全身の筋肉は何もしなければ20代をピークに徐々に衰え、さまざまなトラブルの原因になるが、筋トレはやればやっただけ身につき、筋肉を正しく動かせば副作用などもなく、全身の健康づくりにつながる。

児島さんに教わった骨盤底筋体操の手順は次の通り。

1.仰向けに寝て、膝を立て(立てた足は肩幅程度に広げる)、脱力する。

2.口を閉じて、一度鼻から息を吐く。

鼻から息を吸う(横隔膜が下がり、お腹がふくらむ)。

3.口を軽くすぼめ、細く、長く息を吐きながら、後半、腹横筋を引き締め、骨盤底筋群を引き上げるイメージで力を入れる(わずかにへそを凹ませるイメージで腹横筋を引き締め、尿をがまんするようなイメージで骨盤底筋群を引き上げるとよい)。

4.再度、鼻から息を吸いながら、3で腹や骨盤底筋群に入れた力を徐々にゆるめる。

5.3→4を繰り返す(5~10分)

この体操は起床時や就寝前に布団の上でできる。深呼吸しているようにも、精神統一しているようにも見える体操なので(実際、深い呼吸ができ、心が落ち着く)、こっそり尿トレできて目立たない。

◆侮れない「舌」の衰え

一方、少し意外な気もしたが、「舌」も重要なトレーニングポイントだという。

「まだあまり知られていないので、意外に感じるかもしれないですが『舌』の衰えは全身の筋力低下とつながることもわかっていて、『舌』は今、大変注目されている筋肉です。しかし現代では舌が衰えて下がり(低舌位)、口が開いていて、口呼吸をしている人が増えています。

一人の人の筋肉の衰えというのは、どこかだけ極端に衰えるとは考え難いので、『舌』が衰えている場合、つながる体幹が衰えている可能性は高いですし、その逆もいえます。

排泄のための骨盤底筋群(出口)とあわせて、飲食の入り口の筋肉である舌も同時に鍛えましょう」(児島さん)

2つのチェックと、舌の運動をやってみよう!

◆チェック1 口呼吸が習慣になっていないか

普段通り呼吸をしながら、ガラスのコップを口に当ててみよう。曇ってしまったら、口呼吸をしている可能性あり。

本来、鼻が呼吸器で、口は消化器。鼻の中は粘液が出ていて吸気をうるおし、鼻粘膜に生えている微細な線毛と粘液層が細菌やウイルスなどをとらえ、さらに吸い込んだ空気を温めて気道へ送ってくれる。「目的外使用」となる口呼吸は鼻呼吸に改めよう。

◆チェック2 舌が下がっていないか

舌が本来あるべき位置は、舌表面が口の上側にぴったりくっつき、顎が固定されている状態。舌先は上の前歯の根元、歯に触れない位置にある。

自分の舌が口の上側についているか、舌先が舌の前歯辺りに落ちていないか、確認を。舌が下がっていたら、正しい位置に戻そう。

◆舌の運動

歯磨きの後などに、舌を思いきり前に出し(あかんべー)、上下左右に動かす。

口の中で舌を回転させ、口の内側や頰の内側をまんべんなくなめる。

人生100年時代と呼ばれるようになって、排尿トラブルが起こってからも「人生は長い」。セルフケアとともに、超高齢社会に相まって進化している排泄ケア用品などの利用も含めて「前向き」な対処をすれば、いつまでも元気に、快適に人生を楽しむことができる!

●児島満理奈

理学療法士。訪問リハのかたわら、一般社団法人グッドネイバーズカンパニーのメンバーとして楽しくヘルスケアに取り組める「くちビルディング選手権」(食べる機能低下や社会的フレイル<虚弱>を防ぐスポーツイベント)などを開発、全国に広げる活動をしている。書籍『尿トレ 誰にも言えない尿のトラブル「スッキリ解消!」ブック』(方丈社刊)で健康な排尿を続けるためのトレーニングを指南。

ハーバー・ビジネス・オンライン より

舌の体操用の顎模型と舌の手作り媒体です。

舌は毛糸で編んでおり、手を入れて動かしています。

ピンクや赤いソックスでもいいですよね。

高齢者だけではなく、子どもたちにも人気です。

介護予防教室で患者さんと、共に行っている、健口体操って全身の健康体操であり、
尿漏れ予防体操、健幸体操ですね。歯科衛生士は、何かとお得!!いえ、口福<笑>

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まがるハブラシ

デンタルショーで、いいものを発見しました。

まがるハブラシ

まがるハブラシ

説明子供用ハブラシ

のど突き事故予防ハブラシ
子どもが歯みがき嫌いになる原因を解消!!

第9回キッズデザイン賞 (奨励賞) 2015年GOOD DESIGN賞受賞

自分で自由にできない

「転倒すると危ない!」という不安を解消するためにつくりました。
曲がることでのど突き時の衝撃を少なくし、重篤な事故を防ぐことができます。

それから、アンジーデンタルアルバム

Dental Album Premium
可愛いデンタルアルバムはお子様の思い出をブックタイプで保存できる、
乳歯ケース・乳歯収納ケースです。

出産お祝いやお誕生プレゼントにいいかも!!

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休みの日はファマー

歯科衛生士の仕事が休みの日は、息子の農園のお手伝いをしています。

朝は5時から菜花の収穫をして袋詰め。

午後は、330本の胡瓜の苗1本づつに、大きな柄杓で水やり。
本日12時間労働<ブラックだわー>

菜花が終わるころに、そら豆の収穫が始まります。

農業ですが、歯科衛生士として学ぶことがたくさんあって面白い。
息子は、金融業界からの脱サラですが、農業経営に前職が大変役立っているそうです。
アルバイトの学生さんも、大学で法律を学んで就職していたけど、
息子と同じく県立の農業短大で学んでいます。一緒に働いていて面白い。
回り道、寄り道、おおいに結構ですよ!!

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クリエイティブハウス「パンジーⅤ」

高松市香西南町にクリエイティブハウス「パンジーⅤ」がオープンしました。
歯科衛生士の三木絵梨香さんを誘って、見学に行ってきました。

生活介護事業・就労継続支援B型事業
クリエイティブハウス「パンジーⅤ」(高松市)通所説明会のご案内

社会福祉法人創思苑は、創立以来、「障害者である前に人間である」という考え方と、どんなに障害が重くても「地域で普通にくらす」ことを理念として、障害者が自立を目指す活動を支援してきました。このたび、縁のある高松市で、障害を持つ人たちのための活動の場を作りたいと考えています。
そして大阪で培った地域でのくらしを、高松の障害を持つ人たちの生活に生かし、地域に根付いたくらしを創っていくことを目指します。
現在、2019年4月開設に向けて、新しく利用される方を募集しています。

https://www.soshien.com/2018/06/15/1406(より)

2月3日に開催された幕内秀夫先生の宇多津での研修会で、スタッフの皆さんと出会いました。
幕内先生の勉強で学んだ食事が、施設で提供されるということにびっくり。
素晴らしい!!
食材は有機野菜。畑も確保しているそうです。
漬物作りも始まっていました。
入り口には山のように有機野菜のまんばが積まれていました。

皆さんと一緒に昼食を食べてきました。
とても美味しいかった。
きちんと誠実に作られているのが分かります。

いい雰囲気で、私たちもまったりくつろいで、
コヒーまでいただいて長居をしてしまいました。
ありがとうございます!!

もう少しすると、カフェもオープンするそうで、この食事がなんとワンコインで食べることができるそうです。ご近所さんが健康になりますね。

 

健康のためには口の健康が欠かせない。
そのために、週1回のプロフェッショナルケアが不可欠だと考え、
大阪の施設ではそれを実行していたそうです。
香川県でもそれを行いたいという希望を伺いました。
入所している方の口腔ケアをどうするか思案中です!

それぞれの人が、その人らしく生きていくためには何が大切かを考え抜き、
それを支援している施設のありように、歯科衛生士として何ができるか楽しみです。

クリエイティブな支援をしなくては!!
ご協力いただける方ご連絡ください。

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遊びほうける

長年続けた、三木町の乳幼児健康相談は、若い歯科衛生士さんに引き継ぎました。
地域歯科保健に携わってくださる方が、減少したのか、
単に出会えないのか・・・・なかなか見つからなかったのですが、やっと出会えました。
バトンタッチした歯科衛生士さんは、昨年ずっと見学に来て勉強してくださいました。
しっかり引き渡したいので、サポートしつつバトンタッチしていくのも
大切な務めかと考えています。
また、何かの事情で必要なときは私も手伝います。

さて、新新年度最初の仕事は、三木町の氷上保育園の入所式での講演でした。

孫と同じ年のお子さんたちのご父兄にお話ししました。
内容はおばあちゃんとしての考え半分、
歯科衛生士としてのお話を後半にしました。

おばあちゃんとしては、エリクソンの発達段階における乳幼児の課題。
無条件の愛(受容)により獲得できる【基本的信頼の獲得】の重要性です。
学生と関わっても、高齢者方の口腔ケアをしても、社会を見渡しても、
つまり人生で最も大切にしないといけないところだと思います。

歯科衛生士としては、【食育・息育・足育】
氷上保育園の給食は、幕内秀夫先生の指導のもと理想的な食事が提供されていますから、
家庭でもおやつを含めそれを参考にしてください。
http://www.hikami-hoiku.jp/taberu/(献立表が紹介されています。)
大人のおやつは、心の癒し。タバコやアルコール、コヒーの仲間です。
ケーキやクッキーなどジャンクフードは、体のためにはならないので、
子どもに隠れてこっそり食べてください。
ここを押さえれば、奥歯のむし歯はかなり回避できます。
最も重要なのは、水分摂取!!お茶か水!!!
スポーツ飲料などは言うまでもなく、100%ジュースであっても虫歯の原因です。
ここを外さなければ、前歯のむし歯を防ぎやすいです。

講演の後、ようこ園長先生と話し込みました。特に1才までの育ちについて。
おもちゃ店ウーフのようこさんに紹介していただき、出会って10年以上になると思います。
お二人のようこさんは、「いきる」という人間の根っこのところで分かり合えるので、
長らく会っていなくても話が尽きることはありません。

今回は、新しい素敵な屋内型遊び場を見てびっくり。
遊具は先生の考えたオリジナルだとか・・・

安田祐治先生の運動理論を取り入れた運動遊び、安田式遊具も興味深かったです。
子どもの格差問題は、文化や運動面にも広がっている感じがします。

給食に使う有機無農薬野菜の栽培のための畑を耕し、
園庭を広げて森を作り始めているのにはびっくりでした。
そこに、循環型ポンプを使って小さい川を作り構想もあるとか。

多くの課題や問題はあるが、ようこ先生は楽しいとおっしゃって、
心から楽しんでいるのが伝わってきます。
印象に残った言葉があります。

「私、遊びほうけていましたから、考えていろいろなことをするのが好きなんです」

私が出会った面白い人生、クリエイティブな仕事をしている皆さんの共通点って、
ここにあるのではないかと思いました。

「遊びをせんとや生まれけむ 戯(たわぬ)れせんとや生まれけん 
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動(ゆる)がるれ」

遊びほうけることができるためには、やはり根柢に【基本的信頼の獲得】でしょう!

 

 

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